工学リテラシ(2024年度1Q) EVレース 優勝!
工学院一年生の「CPU搭載ワイヤレスEVの製作」(電気電子系)
工学院の1年生科目「工学リテラシ」の電気電子系担当分では、毎クオータ(1/4年)にワイヤレスで運転するCPU搭載模型電気自動車EVを製作しています。完成後は本館前でレースを行いました。
2024年度 第1クオータの優勝グループの表彰式
昨年度4Qからレース方法を改善しました。参加者数名で順次走行した後、各グループから代表4名を選出し、4人リレー走行します。水泳のリレー競技のイメージです。
ほぼ全員走行が終わってから、十数名のグループで、どうやって4人を選ぶか、誰を選ぶかなど、ディスカッションしました。なんとか4人が決まると、レース場が熱気でつつまれました。
6台が一斉にスタートして走行が始まりました。さすが代表だけあって、どのEVも進んでいきます。そのなかで、障害を確実によけながら早く進み一番で帰ってくるEVがありました。しかし、このグループはなんと二人同じ人が2回づつ走行していました。十数人いるのに、なぜ二人だけなのか聞いたところ、他の人はWiFiがつながらないとのこと。なお、二人はスマホで接続、他はPCのようでした。4人でていないので、このグループは失格となりました。
ちゃんと4人が参加したグループが優勝にきまりました。アンケートを行い、以下の回答がありましたので紹介します。回答を編集していて、いい音がするモータの研究をしてみようかと思いました。なお、連絡担当の千葉ですが、モータの音を小さくする研究をこの十年進めてきた経緯があります。
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1.ワイヤレスの電気自動車の製作は楽しかったですか?また、レースでトップとなったのはなぜ?グループではどんな工夫をしましたか?
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・電気自動車の制作はとても楽しかった。チームワークの良さが一番の勝因だと思う。また、コントローラを自分にとって操縦しやすいようにカスタマイズするなど、技術的な工夫を凝らした事もチームを勝利に導いた。
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2. グループで、代表の4名はどのようにして決めましたか?
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・最初は4人を試走のタイム順に決定していた。そのうち一人の自動車が直前にトラブルを起こしたが、クラス全員の仲が良かったためメンバーを変えて迅速に対応できた。
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3.電気電子は幅が広く、いろいろな研究室があります。通信関係、モータ関係、CPUなどのデバイス関係、制御関係などです。今回の実習はこれらが網羅されております。電気電子系に興味が持てましたか?
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・ 今回の実習では幅広い技術を扱い、その中で電気電子系に興味が沸いた。また、それだけにとどまらず車体制作を通じて機械系に、制御プログラムの作成を通じてシステム制御系にも興味をもった。
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4.そのほか感想、改善点などありましたらご意見ください。
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・ 助教の先生やTAさんが自主性を評価してくださったことによりモチベーションがあがった。私は電気自動車のモーターの制御信号の周波数を変えて音楽を流すなど、正直あまりレースの勝敗に関係しないような改良にも時間を割いていた。しかし、そうした改良すらも面白いと言ってくださり努力が報われたと感じたため、今後いろいろな研究や開発に取り組んでみたいという意欲が向上した。
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