教育

電気電子系(学士課程)学びの体系

幅広い基礎を身につけて専門分野へ、
研究者・技術者としての土台をつくる。

200番台・300番台の科目において、1年目に学んだ、数学・物理学などの科学の基礎知識をもとに、電気・電子分野に不可欠な工業数学、電磁気学、電気回路などを必修科目で学び、波動・通信分野、電力分野、回路分野、物性・デバイス分野を選択科目の履修により体系的に広く学ぶことができます。必修の実験科目において、実験を通じて技術の理解を深めるとともに、実践的な応用力を養い、「学士特定課題研究」において自ら研究を遂行することにより、理解と応用力を更に深めるとともに、創造力を涵養できるように構成されています。

  1. 1年目

    科目コード:100番台

    学士課程へ入学後1年目は、専門分野にかかわらず全学共通の必修科目を中心とした基礎教育を学びます。理工系人材として必要な共通する基礎教育である「導入・基礎科目」(100番台科目)により基礎的能力を涵養します。この「導入・基礎科目」(100番台科目)とは、今後修得を目指す専門分野にかかわらず、本学の学生として必要な知識とマインドを身につけることを目的に設置しています。

  2. 2年目
    3年目

    科目コード:200番台~300番台

    「導入・基礎科目」の学修により所定の要件を満たした学生は、学士課程2年目以降の学院・系における専門教育として、それぞれの系が用意する「基盤科目」(200番台科目)及び「展開科目」(300番台科目)の学士課程カリキュラムに沿って科目を履修します。

    • 電磁気学科目群
      電気電子分野の基盤である電磁気学および波動工学を学修します。
    • 数学科目群
      電気電子分野の理解に不可欠な解析学、アルゴリズム、統計学等の数学を学びます。
    • 波動・通信科目群
      波を使った広い研究分野をカバーする波動・通信に関する専門的基礎を学修します。
    • 電力科目群
      電力・プラズマ、パワーエレクトロニクス、システム制御の理解に必要な科目を修得します。
    • 回路科目群
      電気回路、電子回路、信号処理、計測に関する研究を体系的に勉強します。
    • 物性・デバイス科目群
      エレクトロニクス材料やそれを用いたデバイスを研究するための基礎を学びます。
    • 共通実験科目群
      講義で学修した内容の理解を深め、実践的な応用力を付けるために、実験・プレゼンテーションなどの技術を修得します。
  3. 4年目

    科目コード:200番台~300番台

    「展開科目」(300番台科目)の最終段階には、学士課程の総括として、従前の「学士論文研究」に相当する「学士特定課題研究」を設置し、研究を通じてこれまでに修得した能力を総合的に鍛えます。更に、「学士特定課題研究」を履修することにより芽生えた科学・技術に関する研究への動機づけを強化することを目的として「学士特定課題プロジェクト」を設置し、学生個々の興味・関心に応じて能動的に科学・技術に関連する活動を行う機会を提供します。

     学士課程を4年間で卒業する標準的なモデルを示しています。

  4. 進学(入学試験)

    学士課程から修士課程に進むには入学試験に、修士課程から博士後期課程に進むには進学の審査に合格する必要があります。

  5. 大学院課程
    修士課程・
    博士後期課程

    科目コード:400番台~600番台

    電気電子系からつながる大学院課程には、系の学問領域を深化した「電気電子コース」、複数の系と関連を持つ「エネルギー・情報コース」「ライフエンジニアリングコース」「原子核工学コース」があります。

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