電気電子系 News
液晶性有機半導体のデバイス応用に関する研究
2024年度は電気電子系151名の中から14名が、優れた修士論文発表を行いこの賞を受賞しました。受賞者にインタビューです。
有機半導体は塗布プロセスで簡易に製膜できるなどの点で注目を集めており、柔軟性が高いためフレキシブルデバイスへの応用が期待されています。将来的には例えばスマートウォッチに替わって、皮膚に貼り付けることができる軽量で装着感の無い電子デバイス実現を目指しています。 修士論文研究では、近赤外光に感度をもつ有機材料で作製した受光素子と、有機トランジスタを組み合わせることで、フレキシブルなイメージセンサピクセルを作製しました。イメージセンサピクセルはカメラのセンサ部分を構成する部品で、人体の透過率の高い近赤外光に感度をもつため、静脈の撮像などの生体イメージングに用いることができます。液晶の物性的特徴を活かして作製した素子は将来の医療分野での貢献が期待されます。
この度は優秀修士論文賞をいただき、大変光栄に存じます。ご指導いただいた飯野先生には感謝の言葉もございません。修士課程では学会発表や論文投稿だけでなく、直接研究成果に繋がるとは限らないけれど人生の糧となる多くの物事を経験させていただき、研究室が生活の場と思えるほど充実した2年間を過ごすことができました。 私は今、博士構想発表を目前に控えてこの記事を書いています。修論発表時では未完成だった部分や手を広げ過ぎて上手くまとめきれなかった内容もあり、博士課程ではそれらに加えて新たに取り組みたいテーマもあります。賞をいただいたことに感謝しつつも、驕ることなく今後とも精進していく所存です。