電気電子系 News
ビデオ講義を半年終えて
新型コロナウイルスの流行により、2020年5月よりビデオ講義が始ってからおよそ半年が経ちました。今回は半年間オンライン授業を受けて気づいたこと・工夫したことについてお伝えできればと思います。
ビデオ講義においてもっとも重要なことは、「生徒も主体的に講義に参加する」ということだと感じました。
ビデオ講義は基本的に講義をしてくださっている先生の表情や顔色などは一切分かりません。そのような状況だと重要な部分などを見逃しがちなので、僕はチャット機能を使って積極的に先生に質問しています。先生方の立場でも、ビデオ講義では学生がきちんと理解しているのか、対面では表情から読み取ることができますが、ビデオ講義ではそれができません。私たち学生が積極的に質問や意見を述べることによって先生方も学生の温度感が分かり、お互いにより良い授業になると思います。
ビデオ講義だからこそ、「先生→学生」という一方的な講義にするのではなく、ブレイクアウトセッションを行なったり、積極的に学生から意見を述べたりすることによって講義が何百倍も有意義なものになると感じました!
3Qの林先生の「教養卒論」の授業は非常に工夫があると思いました。林先生の教養卒論の授業では、基本的には毎回ブレイクアウトセッションを行い、生徒が中心となって話し合うことによってより理解度を深めることを可能にしています。
友達とのコミュニケーションが一番難しいですね(笑)普段はオンラインで講義中に出された課題などを解いているのですが、やはりコロナウイルスに慣れてきてオフラインで会う機会も増えてきました。僕も何度かオフラインでの飲み会などは開催しています。そんな中やはり重要なのは「常に感染のリスクがあることを忘れない」ことです。どうして今大学でビデオ講義をわざわざ行なっているのか、どうして長い間自粛をしていたのか、学生は皆もう一度新型コロナウイルスの脅威について考え直してみるべきです。
そうこうしているうちに電気電子系に進学してから1年半が経ちました。進学したばかりのころは、ほとんど何をしたいかも分からずに講義を受けていましたが、「研究プロジェクト」という授業で赤塚先生の研究室にお邪魔させていただきました。赤塚先生の研究室はプラズマに関する研究をしていて、生の研究室の温度感などを実感できて、非常に有意義なものであり、それと同時に自分も東工大で研究をして成果を上げてみたい!という気持ちも起きました。
今は研究室所属に向けて電気電子系の学問に取り組んでいます。「今は何がしたいか分からない」という学生の方もきっと学年が上がるにつれて、実際に研究を目の前にすると勝手に視座が上がり、やりたいことが見つかるはずです!また、東工大の電気電子系の授業は興味深いものばかりです!ぜひ何かワクワクする・面白いことを学びたい方は電気電子系に来てください!
また、東工大のビデオ講義を通して「よりリモートワークやビデオ講義に関する知見を高めたい」という気持ちで自分のメディアを立ち上げました。今後は大学生として研究で成果を上げつつ、Afterコロナの生き方・働き方に則した技術や知見を全ての日本人に広めていきたいと考えています。
[ 電気電子系3年 沖村 昂志 ]