電気電子系 News

工学リテラシ(4Q) EVレース 優勝!

工学院一年生の「アルディーノ搭載ブルートゥースEVの製作」(電気電子系)

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2020.03.23

2019年4月より、工学院では1年生科目「工学リテラシ」をスタートしました。工学院の機械、電気電子、情報通信、システム制御、経営などに関する実習型の授業で、毎週一コマです。

電気電子系では、毎クオータに100名弱の一年生を受け入れ、ワイヤレスで運転する模型電気自動車を製作しています。CPUにArduinoを用い、PWM制御を行って、MOSFETのオンオフによるDC/DC変換による電圧制御を行います。この電圧で二つのモータの速度を個別に制御します。さらに、ブルートゥースモジュールを搭載し、CPUと接続して、iPodとワイヤレス接続します。運転手は、iPodのアプリで二つのモータの速度を調整し、左右方向、直進方向のスピードを調整して運転できます。第7週目にはEEI 棟でレースを行いました。

本館前のレース風景

写真は第4Qのレースの表彰式の様子です。グループ毎に対戦しました。このグループは二人とも一位のグループでした。
トップクラスおめでとう!電気電子工作の素質があると思います。

第4クオータの優勝グループの表彰式

第4クオータの優勝グループの表彰式

なお、この2人のトップクラスの受講生にアンケートを行い、以下の回答がありました。

  1. 1.東工大の工学院に進学を決めたきっかけは?
    1. ものつくりに興味があり、日本トップレベルの学習が出来ると考えたからです。
    2. 幼い頃からブロックなどで遊ぶことが好きで、それがものづくりへの興味に発展しました。ものづくりやその基礎をなす学問について東工大の工学院で最先端の教育を受けたいと思い、進学を決めました。
  1. 2.これまでの1年生の授業で最も積極的に取り組んだ授業は?その理由は?
    1. 工学院リテラシーです。5つの系の特徴を知ることが出来、二年でどの系に進学するか決めるのに参考になりました。
    2. やはり力学基礎です。この科目は将来ものづくりをするにあたり必要となる機械力学や材料力学の根幹をなすので、自分に最も必要だと思い積極的に取り組みました。
  1. 3.電気電子系の電気自動車製作の感想は?
    1. 電気自動車を作るものつくりと、電気自動車を走らせるためのプログラムの二つの過程を学ぶことが出来て、大変有意義な授業を受けることが出来ました。
    2. 機械制御の基礎を学ぶことができ、とても良い経験になりました。私は機械系志望であり、本来ならば機械の制御は専門ではないのですが、専門外の分野にも触れられる機会を持てるのは工学院リテラシーならではの良さだと思います。
  1. 4.電気自動車レースでグループがトップクラスとなった理由は?
    1. 電気自動車を自分たちがイメージした動き通りに動かしやすいプログラムが書けたことだと思います。
    2. 自動車の速さを求めるというよりはコントロールのしやすさやコントローラーの操作性の向上に努めました。また、技術をチームメイトと共有できたことも優勝に繋がったと思います。あとは正直な話、操作の練習を積むことですね。
  1. 5.最後に一言
    1. 工学院リテラシーでは大変興味深い授業を受けることが出来ました。これからも東工大でより深い学びをしていきたいと思います。
    2. 工学院リテラシーでは自分の志望分野だけでなく、工学院で扱う分野を広く浅く学ぶことができます。この電気自動車レース以外にも様々な系の授業を受け、そのどれもが良い経験になりました。このような機会を与えて下さった工学院の先生方には大変感謝しています。
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