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2024年度優秀修士論文賞 受賞!― 杉山 悠也さん(植之原研究室)―

次世代通信を支える光技術 ― 半導体型光スイッチの偏光依存性の課題に挑む

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2025.04.02

2024年度は電気電子系151名の中から14名が、優れた修士論文発表を行いこの賞を受賞しました。受賞者にインタビューです。

杉山 悠也さん(植之原研究室

この研究はどんな内容で、どのように世の中の役に立つことが期待できるのでしょうか?

本研究では、次世代のデータセンター基盤として注目される「半導体型光スイッチ」の課題のひとつである「偏光依存性」の解決に取り組みました。 光スイッチとは、光ファイバー通信においてデータの通り道を切り替える装置です。従来の電気スイッチと比べて、大容量のデータを高速かつ省エネルギーで処理できるため、今後のデータセンターや5G/6G通信インフラにおいて、重要な役割を果たすと期待されています。 中でも、半導体を用いた光スイッチは、超小型・高速動作が可能であり、数ミリ秒の遅延も許されない自動運転などの高精度なネットワークにも適しています。 しかしこの光スイッチは、光の偏光状態(電界の振動方向)によって動作性能が大きく変わってしまう「偏光依存性」という課題を抱えており、実用化の大きな障壁となっています。 本研究では、この課題に対して、新しい解決手法の提案、光回路の設計、およびその評価を行いました。この偏光依存性が克服されれば、光スイッチの実用化が現実に近づき、より高速・高効率な情報通信の実現に貢献できると考えています。

受賞の感想

修士論文優秀賞をいただき、大変光栄に思います。この成果は、植之原裕行教授、相川洋平助教の丁寧なご指導、そして家族の支えがあってこそ得られたものであり、心より感謝申し上げます。 修了後は博士課程に進学し、光スイッチの実用化に向けた残る課題に引き続き取り組んでいきます。自由で恵まれた環境の中で研究に専念できることに感謝しながら、今後も成果を発展させ、社会に貢献できるよう努力してまいります。

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