電気電子系 News

2022年度電気電子系代表および学士優秀学生賞 受賞!― 峯岸 宏典さん(千葉・清田研究室)―

永久磁石型モータにおける零相電流重畳を用いた振動騒音低減

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2023.04.04

今回、電気電子系約70名の中から9名が、特定課題研究に関する優れた論文発表を行い、この賞を受賞しました。受賞者にインタビューです。

田中悠雅さん(左)、藤井勇介助教(中央)、峯岸宏典さん(右)<br>研究を指導してくださった方々との写真です。

田中悠雅さん(左)、藤井勇介助教(中央)、峯岸宏典さん(右)
研究を指導してくださった方々との写真です。

この研究はどんな内容で、どのように世の中の役に立つことが期待できるのでしょうか?

私は永久磁石型モータの振動や騒音を低減する手法について研究を行いました。永久磁石型モータはエアコン、洗濯機、HEV、EV等の分野で幅広く利用されており、低振動・低騒音が要求されています。対象としたモータでは円環形状を維持したまま収縮・膨張する振動が問題となっており、この振動を低減することが本研究の目的となります。従来手法では、通常の三相電流に高調波電流を重畳することによって振動を低減していました。本研究では通常のモータドライブでは用いない零相電流に着目して、高調波零相電流を重畳することで振動騒音の低減に取り組みました。本手法は従来手法と比較して重畳周波数を半分に下げることができ、設定パラメータを減らすことができるため、制御性を向上させることが期待できます。3次元解析によって、振動を励起する成分や騒音の影響を評価しました。

受賞の感想

電気電子系代表に選出され、学士優秀学生賞を受賞したというお知らせを受けた時は大変驚きました。このような大変名誉ある賞をいただくことができ、光栄に思います。研究に関し、多くのご指導をいただきました千葉先生や清田先生、藤井先生に感謝申し上げます。研究室に配属された当初は、右も左もわからない状態でしたが、この1年間で大きく成長することができました。修士課程でも、より一層研究に邁進し、自分自身を高めていきたいと思います。

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