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2022年度学士優秀学生賞 受賞!― 野々村 和真さん(阪口研究室)―

デジタルツインを活用した複数自動運転車の最適配送システムに関する研究

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2023.04.04

今回、電気電子系約70名の中から9名が、特定課題研究に関する優れた論文発表を行い、この賞を受賞しました。受賞者にインタビューです。

阪口啓教授(中央下)、野々村和真さん(左下:受賞者)研究生活を支えてくださった先生と研究室のメンバーとの写真です。

阪口啓教授(前列中央)、野々村和真さん(前列左:受賞者)
研究生活を支えてくださった先生と研究室のメンバーとの写真です。

この研究はどんな内容で、どのように世の中の役に立つことが期待できるのでしょうか?

近年、IoTによってセンサ情報をリアルタイムに収集し、それをサイバー空間上で予測や最適化などのシミュレーションを行う、CPS(Cyber Physical System)の研究開発が進められています。

本研究では、自動運転車が収集したフィジカル空間の情報をサイバー空間上のデジタルツインに反映させることで、一台の自動車の視点からの自律走行で課題とされていた環境認識の限界を拡張し、複数台が全体最適化して協調制御された行動をとるシステムの提案と複数台の研究用移動ロボットを用いた実証実験および、全体配送効率の検証を行いました。

これから自動運転車が普及する社会において、個々の自動車の自動運転技術に加えて、複数自動運転車のリアルタイムな全体最適化が実現することによって、渋滞の解消や配送時間の最小化、エネルギーの削減といった社会問題の解決につながると期待しています。

受賞の感想

受賞できて大変光栄に思います。この賞を受賞できたのも、丁寧に指導していただいた阪口先生や、今日まで支えてくださった研究室の方々のおかげです。本当に感謝しています。今回の受賞を励みに修士課程においても研究に真摯に取り組んでいきたいと思います。

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