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学生インタビュー:早期卒業を選んだ理由

早期卒業制度で一足お先に研究を始めよう!

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2022.12.12

はじめまして、電電HPサポーターズの上田です。
東工大にはGPT3.50以上などの所定の条件を満たした場合に申請でき、学士課程を3年以上4年未満で修了できる「早期卒業制度」があります。しかしながら、筆者のように資格は得られたけれどもなんとなく不安で早期卒業を選択しないという人も多いように感じるのが現実です。

そこで今回は、早期卒業制度を利用して半年早く学士課程を修了し、現在は修士1年で研究に取り組んでいる萩原研究室所属の山田 竜也さんに早期卒業制度を利用してよかったことと大変だったことを伺いました。

実験装置の前に座る山田さん

実験装置の前に座る山田さん

まず筆者が気になっていたのは、せっかくなら大学生という名の人生のモラトリアムを長く楽しみたいと思わなかったのかという点。早期卒業制度を利用すると学部で受講できる講義の数も減ってしまうと思いますが、この点についてはどのように考えたのでしょうか。

山田:学部3年生の後期には一通り必修の講義を受講し終わっていて時間が余るだろうから、それなら研究室に入って研究を始めたほうが有意義なんじゃないかと考えました。研究を通して普段の講義では得られないような知識も得られるとも思いますし。

-たしかに、私も卒業に必要な講義はすべて受講済みで最近は時間が余りがちになっているので早期卒業制度を利用すればよかったのかもしれませんね。

 次に早期卒業制度を利用して大変だったことをうかがいました。早期卒業制度を利用すると大学院入試と学士特定課題研究を同時並行で進める必要があるので大変そうですが、実際はどうだったのでしょうか。

山田:大学院入試の対策にはそれほど時間をかけなかったので、それほど影響はなかったですね。

-私も院試対策にはあまり時間をかけなかったので実際のところはそこまで問題にはならないのかもしれないですね。

山田:ただ、同期が少ない影響で研究発表の練習会がなかったのは困りましたね。

-研究室に所属してすぐのころは同学年の人が頼りになる場面が多くあったので、同期が少ないのはちょっと不安ですね。
 ところで、割と早い段階から志望する研究室が決まっていたようですが、現在はどのような研究をされていて、それをどのように社会に役立てたいと考えていますか?

山田:現在は電車に搭載する電力変換装置に関する研究をしています。鉄道が好きなので、将来は鉄道の維持コストを下げることで公共交通中心の社会を形成できたらいいなと考えています。

-最後に、早期卒業制度の利用を考えている方に向けてひとこと。

山田:やりたい研究が決まっているなら、早期卒業制度を利用すれば時間を有効に活用できるかもしれないので積極的に活用するといいと思います。

-本日はありがとうございました!

今回の取材を通して、筆者は正直なところちょっと「早期卒業しておけばよかったかも」と思ったので、これから早期卒業の資格を得られそうな人はぜひ一度検討してみましょう。早期卒業制度の詳細は学修案内で確認できますが、早期卒業についてわからないことや不安なことがある場合はアカデミックアドバイザーや身近な教員に相談してみるのもいいかもしれません(ちなみに山田さんも教員の方と相談をされたそうです)。

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