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パルスパワー工学 -授業紹介#19-

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2021.11.22

こんにちは、電電HPサポーターズです!
授業紹介シリーズでは電気電子系の特徴的な授業を学生目線で高校生・学士課程1年生向けにわかりやすく紹介します。
今回は電気電子系の大学院履修推奨科目のパルスパワー工学についての紹介を行います。

磁気パルス圧縮回路を実際にLTspiceで解析している様子

磁気パルス圧縮回路を実際にLTspiceで解析している様子(画像をクリックすると大きな画像が表示されます。)

この講義ではLTspiceやMATLABを用いて大電力スイッチやパルス形成回路を含むパルスパワー回路を解析します。
自分のシミュレーションしたい回路に応じて、回路素子および素子の値、スイッチなどを組み込み、数nsから数μsほどの短い時間における電圧の数kV程度の大きな変化を解析することができます。
実際に自分で回路を色々変えてみて、解析結果を比較してみるのもおもしろいと思いました。

「パルスパワーとは、コンデンサやインダクタに蓄積したエネルギーを短時間に放出して得られる、極めて大きな電力です。 例えば100Wの電力を1000sかけて蓄積した100kJのエネルギーを、10nsの極短時間で放出することができれば、世界で消費されている瞬時電力にも匹敵する、10TWの大電力を得ることができます。
パルスパワー工学では、このようなパルスパワーを発生する技術とその周辺知識、パルス発生回路のシミュレーション手法、プラズマ生成を始めとする各種応用について学びます。
パルスパワー技術の産業応用には、極めて高い電界強度や電力密度を利用した、従来技術の延長線上にはないユニークなものが多々あります。 パルスパワー発生回路の動作原理の面白さと併せて、パルスパワー技術の重要性についてもお伝えできればと思います。」
とパルスパワー工学の授業を担当されている竹内先生。

このように、このパルスパワー工学ではパルスパワー技術やパルスパワー回路のシミュレーションについての理解を深めることができます。

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