離散時間システム－授業紹介＃12－

こんにちは、電電HPサポーターズです！
授業紹介シリーズでは電気電子系の特徴的な授業を学生目線で高校生・学士課程1年生向けにわかりやすく紹介します。 今回は『離散時間システム』の授業の紹介です。

今回は電気電子系の200番台科目の離散時間システムについての紹介を行います。

普段何気なく使っている言葉である、言語に代わる働きを持つ符号である「信号」。
特に連続量で表すものを、アナログ信号、離散量で表すものをデジタル信号と呼びます。

持続的な時間のシステムの解析にはラプラス変換が有用であり、同様に離散的な時間のシステムでは、ｚ変換は信号とシステムの振る舞いの解析と表現に重要な役割を持ちます。

離散時間システムにおける具体的な講義項目は，離散時間の信号とシステム、ｚ変換と逆ｚ変換、ｚ変換の性質、伝達関数と周波数特性、FIR回路とIIR回路、ｓ－ｚ変換、フィルタ回路、システムの安定性、などです。
特に伝達関数と周波数特性、システムの安定性は他講義でもよく取り扱う分野であり、これらをz変換を用いて考えていくことができます。
デジタル信号処理は画像に示した雑音除去以外にも、携帯電話、モータ制御、CDなど広く利用されています。

このように身近なものにも用いられているデジタル信号処理やz変換を離散時間システムでは学ぶことができます。

• 東工大OCW（シラバス） - 離散時間システム Discrete-Time System