沖野研究室の学生が4件の学会賞を受賞
未来研沖野研究室では、大気圧プラズマを用いて、単一細胞や汗などの生体関連試料を高感度分析する装置の開発を行っています。2018年11月1日、2日に東京薬科大学で開催された第6回メタロミクス研究フォーラムにおいて、以下の4件を受賞しました。
RSC Best Presentation Prize at the 6th Metallomics Research Forum
- 受賞者:
- 岡本悠生さん(電気電子系M2)、他
- タイトル:
- 低出力レーザーとプラズマを用いた表面付着物非接触マッピング分析手法の開発
受賞者インタビュー
- 電気電子系を選んだきっかけは?
- 私が電気電子系に興味を持ったきっかけは、小学生の頃、親から貰ったMP3プレーヤーです。
しかし、大学の授業を通じて、高電圧を用いた技術が社会インフラの維持、発展に欠かせないものであることを知りました。特にプラズマという学問は電気はもちろん、化学など他分野の知識も必要であるため、非常に魅力的な学問であると感じ、現在の研究室を選びました。
メタロミクス研究フォーラム特別奨励賞
- 受賞者:
- 吉田真優子さん(電気電子系M1)、他
- タイトル:
- μ-TAS用微小プラズマ励起源および 放電状態の最適化を目的とした インバータ電源の開発
受賞者インタビュー
- 電気電子系を選んだきっかけは?
- 私は、将来の選択肢を広げることのできる学問を学びたいと考えていました。そのため、製造業だけでなく農業や医療など幅広い産業への貢献が期待できる電気電子系を選択しました。
メタロミクス研究フォーラム大会委員長特別賞
- 受賞者:
- 河野聡史さん(電気電子系M2)、他
- タイトル:
- 単一iPS細胞中微量元素分析を目的としたドロプレット試料導入ICP-AES/MS
受賞者インタビュー
- 電気電子系を選んだきっかけは?
- 私が電気電子系に興味を持った理由は、バックトゥーザ・フューチャーという映画です。
現在私は、高温のプラズマを用いた細胞中に含まれる元素の分析というテーマで研究を行っています。
今回の発表では多くの方に聞きに来ていただくことができ、有意義な議論を交わすことができました。
そして、結果的に学会賞をいただくことができ大変嬉しく思っています。
メタロミクス研究フォーラムフラッシュプレゼンテーション賞
- 受賞者:
- 飯島勇介さん(電気電子系B4)
- タイトル:
- 温度制御プラズマジェットを用いた残留農薬の分析
受賞者インタビュー
- 電気電子系を選んだきっかけは?
- 発電所などの電力インフラや携帯の電子機器など、様々な領域に電気電子の技術が適用されています。
そこで、電気電子系に入ることで幅広い学問が学べると思い、電気電子系を選択しました。
研究室では、電気だけでなく化学や生物などの勉強もしており、刺激的な研究生活を送れています。