Pham研究室 -工大祭2018公開研究室紹介 #4
電子スピンを用いた新エレクトロニクス
こんにちは、電電HPサポーターズです!
工大祭研究室紹介シリーズでは10月に行われる工大祭において公開する研究室の紹介をしていきます。
今回ご紹介するのは、Pham研究室です。
実験設備
Pham研究室は主にスピントロニクスについて研究しています。
今回はPham研究室の方に、工大祭で展示する企画についてお話を伺ってきました。
- そもそもスピントロニクスってなんですか?
- スピントロニクスはスピン(簡単に言うと磁石)とエレクトロニクス(電子)を組み合わせた造語で、この2つを組み合わせて何か新しいものができます。
- スピントロニクスを使うと何が嬉しいのですか?
- まずコンピューターを動かすには0と1のような2つのものが必要です。今までは電子のみを利用して高い電圧と低い電圧を0と1として利用してきました。しかしこれでは多くの電力が必要になってしまいます。そこで磁極の向き(N極・S極の向き)を0と1として利用することで少ない電力で動くようになります。
- 研究室ではスピントロニクスの何を研究しているのですか?
- 何種類もある元素を混ぜる割合を変化させて膜を作り、少し変わった磁石の性質を持つ材料を作り、その材料の性質を測定しています。もし磁極の向き(N極・S極の向き)を変化させられると先ほど言った0と1を変えることができるので情報を書き換えることができるようになります。
- Pham研究室の雰囲気を教えて下さい!
- Pham先生が外国の方ということもあって、留学生を積極的に受け入れています。実験は強制されることもなくかなり自由な研究室になっています。
- 最後に、来場者の方へメッセージをお願いします!
- スピントロニクスについて興味が持てましたか?研究室に来てもらえればスピントロニクスについてより理解できます。そして最新の実験設備が見ることができます。研究室ってどのようなものかが肌で感じられるのでぜひ来てください!
工大祭2017
- 開催日:2018年10月6日(土)、7日(日)
- 研究室公開時間:6日 10:00 - 16:00/7日 実施しません
- 場所:大岡山キャンパス 大岡山南3号館 7階 706号室