小寺研究室 -工大祭2018公開研究室紹介 #8
液体窒素に○○入れたらまさかの展開に!?
こんにちは、電電HPサポーターズです!
工大祭研究室紹介シリーズでは10月に行われる工大祭において公開する研究室の紹介をしていきます。
今回ご紹介するのは、小寺研究室です。当日対応して頂ける大学院修士2年生の天野亘さんにインタビューを行いました。
量子コンピュータに向けた微小なデバイスを測定するための装置。1.5 K(ケルビン)まで冷える冷凍機です。
小寺研では、量子コンピューター関連基盤技術をメインに研究しています。量子コンピューターは従来のコンピューターに用いられる最小単位である1ビットとは異なる最小単位を用いており、これにより従来のコンピューターでは解けなかった問題が解けるようになると言われています。
- 企画のテーマと量子コンピューターには直接的な関連がないように見えますが実際にはどのような関係がありますか?
- 量子コンピューターを用いるために極低温を作り出す必要があり、そのために液体窒素や液体ヘリウムを使っています。そのため今回の企画ではそれらによって生み出される極低温の世界がどのようなものかを体験してもらいたいと思っています。
- 企画の見どころについて教えてください!
- 科学をあまりよく知らない小学生や中学生でも一目ですごいと思えるような視覚的な効果があるのが見どころだと思います。
- 液体窒素の中に入れるものとしてどのようなものを考えていますか?
- 現状では風船を考えていますが当日までにあと2,3個ほど増やすつもりです。当日のお楽しみという形で。
- 研究室の雰囲気について教えてください!
- 研究室の規模が大きいのでイベントが多く、みんなでワイワイと楽しんでいる明るい研究室です。
- 研究をしていて楽しいところは?
- 僕らが普段取り扱っている量子ビットというものがとても微小なものであり、肉眼では見られないものが実験をすることでこんなに小さなデバイスでも動くんだなということを確認できるところがやりがいになっています。
- 最後に、来場者の方へメッセージをお願いします!
- 今回の工大祭の企画を通してまず楽しんでもらってそこから量子コンピューターに興味を持ってもらえたら嬉しいですね。また、一般の人たちは液体窒素と聞くと世間で話題なYouTuber等の企画を連想しがちですが、その有名な人たちの企画に負けないように、趣向を凝らしています。
研究室の雰囲気から分かる通り、当日対応する方々はみんなユーモアがありエンターテインメントにとてもあふれているのでそこは期待してもらえたらなと思います。
液化窒素で風船を冷やします。どうなるかは来てみてからのお楽しみ!?
工大祭2018
- 開催日:2018年10月6日(土)、7日(日)
- 研究室公開時間:10:00 - 17:00/7日 実施しません
- 場所:大岡山キャンパス 大岡山南9号館(量子ナノエレクトロニクス研究センター)3階 302号室