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鈴木研究室 ―工大祭公開研究室紹介#6

テラヘルツの世界

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2017.10.02

こんにちは、電電HPサポーターズです!

工大祭研究室紹介シリーズでは10月に行われる工大祭において公開する研究室の紹介をしていきます。

今回ご紹介するのは、鈴木研究室です。

鈴木研究室では、テラヘルツの信号を扱うデバイスの研究を行っています。

テラヘルツとは100 GHz~10 THzくらいの周波数帯のことです。

現在携帯電話などで使われている電波は2 GHz程度なので、電波と比べるとテラヘルツは非常に高い周波数です。

一方、光ファイバーなどの周波数帯は200 THz程度なので、光と比べるとテラヘルツは非常に低い周波数です。

つまり、これまでに研究開発されて応用されてきた電波と光の間にあり、現在開発途上にある周波数帯がテラヘルツなのです。

そして、鈴木研究室ではこのテラヘルツを利用するためのデバイスを作っています。

テラヘルツを発信するデバイス
テラヘルツを発信するデバイス

では、テラヘルツを使うとどんなことができるのでしょうか。

例えば、身につけた危険物や混入異物などを特定するイメージング・分析ができるので空港などのセキュリティ向上につながったり、無線通信においてもっと早く大きなデータを送受信できたり、はたまた、はるか離れた宇宙の可視光とは違う情報が得られるなど、身近なところから宇宙関連まで幅広い応用が期待されています。

工大祭では研究内容を説明するスライドの上映と実際にデバイスを展示します。

さらに、テラヘルツの電磁波を出すデバイスを実際に動作させてテラヘルツが出ていることを確かめる実験も行います。

実験室で行うので、迫力のある実験装置も見ることができますね。

ぜひ工大祭でテラヘルツに触れてみてください!

工大祭2017

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