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本倉健准教授が平成31年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞

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2019.04.26

本倉健准教授が平成31年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞しました。

科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞は、萌芽的な研究、独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者を対象としています。

若手科学者賞

本倉健 物質理工学院 応用化学系 准教授

受賞業績:機能集積型触媒の開発と高効率合成反応に関する研究

本倉健准教授

本倉健 准教授

固定化触媒は液相合成反応において分離・回収・再使用の観点から注目されている反面、活性点構造の不均一性や固体表面との立体障害によって、均一系の分子触媒よりも活性が低下する問題点が指摘されていました。我々は、明確な構造をもつ複数の活性点を同一固体表面に集積固定することで、活性点間の協奏的触媒作用が発現し、固定化触媒でありながら高活性を示す触媒を開発することに成功しました。開発した触媒は求核剤アリル化反応、ヒドロシリル化反応、二酸化炭素変換反応等に既存の報告と比較して一桁以上高い活性を示します。活性点の種類や配置・配向を精密制御することで、さらなる高機能の発現や様々な触媒反応へ展開したいと考えています。

今回、このような栄えある賞をいただくにあたり、これまでご指導くださった先生方、共に研究を行った研究室スタッフ・学生の皆様、学内外のプロジェクトでお世話になった関係者の方々にこの場をお借りして感謝申し上げます。

分子触媒と固体触媒の融合による機能集積型触媒の開発

分子触媒と固体触媒の融合による機能集積型触媒の開発

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