教育
1
エネルギー・情報コースにおける研究に必要となる土台は何か。それは確かな基礎学力です。物理、化学、材料、機械、電気、情報科学といった幅広い分野から基礎学力を錬成し、多元的な視点から応用に向けて確かな道筋をつける「エネルギー学理講義群」、さらに、データ科学、人工知能解析、シミュレーションを融合させるための“エネルギービッグデータ科学講義群”を創りました。エネルギー・情報コースの顔であるこれらの講義群は、大学院生諸君に刺激を与え、明日からの研究・学修活動に大きな力を与えてくれるでしょう。
2
「エネルギー学理講義群」「エネルギービッグデータ科学講義群」で実力を培ってどうするのか。この問に対する答えは「スペシャリストになる」です。各系「専門学理講義群」は、深い知識と専門性を身につけるために用意しました。我々は、学理を俯瞰できる力と専門を究める力こそが、人類のエネルギー問題により貢献できると考えています。エネルギーと情報科学というキーワードを基軸に、社会に出て通用する真の専門家を養成します。
3
エネルギー関連研究では、基礎学力はもちろん、実際の応用面での知識を拡充することも重要であるため、エネルギー・情報コースでは産(企業)と学(大学)を繋ぐ教育に力をいれます。例えば、企業の研究者・経営者による講義で産学連携を指向したエネルギー・情報実践教育を行うことで、エネルギー・情報コースで学んだ基礎学理がどのように実践的に役立つのかが見えるでしょう。エネルギー・情報卓越教育院のコンソーシアムとの連携もあります。
4
国際舞台でリーダーシップを発揮しながら活躍できる人材の育成、これはとても重要な課題です。エネルギー・情報コースでは、研究室単位だけでなく、学生諸君、若手研究者の海外研究活動や国際会議発表を後押しします。活発な国際交流のエンカレッジを通して、国際的に通用する有為な人材育成を行います。エネルギー・情報卓越教育院の選抜を受けて学ぶことで国際インターンシップなどの可能性が大きく広がります。
5
エネルギー・情報コースは、理・工をまたがる様々な分野の研究室からなっており、現代科学の融合が実現しています。この多様性と幅広いバックグラウンドは、現代のエネルギー学理の伝授には不可欠なのです。エネルギー問題でわからないこと、あるいは新しいヒラメキがあったら、学院を超えて専門の先生に質問することができます。これにより、特定の分野に偏らずにエネルギー学理と応用を身につけることができ、最適なデータ科学のアプローチについて安心して学ぶことができます。