教育
200番台・300番台の科目において、1年目に学んだ化学・物理・数学等の基礎知識をもとに、 専門教育の導入に必要不可欠な有機化学、物理化学、無機化学、反応工学等を必修科目 として学びます。その後、応用化学、化学システム工学、高分子科学、技術分野の科目を選択履修により体系的に広く学ぶことができます。必修の化学実験科目を通じて基本操作の理解を深めるとともに、実践的な実験技能を修得します。また、学士特定課題研究で自らの研究を遂行することにより、研究遂行能力を身につけるとともに創造力を涵養できるように構成されています。
学士課程へ入学後1年目は、専門分野にかかわらず全学共通の必修科目を中心とした基礎教育を学びます。理工系人材として必要な共通する基礎教育である「導入・基礎科目」(100番台科目)により基礎的能力を涵養します。この「導入・基礎科目」(100番台科目)とは、今後修得を目指す専門分野にかかわらず、本学の学生として必要な知識とマインドを身につけることを目的に設置します。
「導入・基礎科目」の学修により所定の要件を満たした学生は、学士課程2年目以降の学院・系における専門教育として、それぞれの系が用意する「基盤科目」(200番台科目)及び「展開科目」(300番台科目)の学士課程カリキュラムに沿って科目を履修します。
「展開科目」(300番台科目)の最終段階には、学士課程の総括として、従前の「学士論文研究」に相当する「学士特定課題研究」を設置し、研究を通じてこれまでに修得した能力を総合的に鍛えます。更に、「学士特定課題研究」を履修することにより芽生えた科学・技術に関する研究への動機づけを強化することを目的として「学士特定課題プロジェクト」を設置し、学生個々の興味・関心に応じて能動的に科学・技術に関連する活動を行う機会を提供します。
※ 学士課程を4年間で卒業する標準的なモデルを示しています。
学士課程から修士課程に進むには入学試験に、修士課程から博士後期課程に進むには進学の審査に合格する必要があります。
応用化学系からつながる大学院課程には、系の学問領域を深化した「応用化学コース」、複数の系と関連を持つ「エネルギー・情報コース」「ライフエンジニアリングコース」「原子核工学コース」「地球生命コース」があります。