電気電子系 News
若林整研究室の濱田拓也さん(D3)がIEEE、 Electron Devices Society (EDS)主催のThe 5th Electron Devices Technology and Manufacturing (EDTM) Conference 2021において、Best Interactive Paper Awards 2nd Placeを受賞しました。
本研究では、2次元半導体材料の2硫化タングステン(WS2)を物理気相成長法(PVD)の1種であるRFマグネトロンスパッタリング法によって成膜し、これをチャネルに適用したpMISFETを作製しました。スパッタWS2薄膜の硫黄雰囲気アニールによる結晶性および電気特性の向上とTiN/HfO2/WS2のトップゲートMIS構造の適用によって、正孔が伝導を担うp型動作のWS2 MISFETを達成しました。本成果は、スケーリング則に則って半導体チャネルの微細化が進むロジックLSIに適用可能なCOMS回路用p型トランジスタとして期待できます。