電気電子系 News
沖野研究室の柳井優作さん(電気電子系ライフエンジニアリングコース M1)が生命金属に関する合同年会においてプラズマ分光分析研究会賞を受賞しました。
沖野研究室では、東京薬科大学等と共同で、一つの細胞中の超微量元素を分析する装置の開発を行っています。この手法では、一つの細胞を直径70ミクロン程度の液滴に封入して高温プラズマに導入し、原子化、励起、イオン化して質量分析します。液滴の溶媒はプラズマの負荷になるため、高感度分析実現のためにはプラズマ導入の前に溶媒を除去せねばなりません。本研究では、近赤外線を用いて液滴を加熱することで、高速な溶媒気化を実現する装置を開発しました。