リベラルアーツ研究教育院 News
リベラルアーツ研究教育院で教育学、教師教育、学校改革研究を担当する鈴木悠太准教授が日本の学校改革についての学術書『Reforming Lesson Study in Japan :Theories of Action for Schools as Learning Communities』(Routledge 2022年)で、2023年度(令和5年)の手島精一記念研究賞著述賞を受賞。2023年3月19日に行われた授与式に出席しました。
受賞した著書『Reforming Lesson Study in Japan :Theories of Action for Schools as Learning Communities』は、鈴木准教授が15年にわたる全国各地での「学びの共同体としての学校(school as learning community)」を掲げる学校改革の「アクション・リサーチ(action research)」に基づいた学術書です。同書は、日本学校改善学会の「2022年度日本学校改善学会学術研究賞」も受賞しています。
この度は手島精一記念研究賞(著述賞)を賜りましたこと心より御礼申し上げます。これまで支えて下さいました本学の教員、職員、学生の皆さま、国内外の学校現場に関わる皆さま、そして家族に改めて感謝申し上げます。本書の公刊により、昨年度(2023年度)のカリフォルニア大学バークレー校での客員研究員としての研究活動、同校およびスタンフォード大学での学術講演や、先月(2024年4月)の台湾での学校改革のアクション・リサーチや国立台湾師範大学での学術講演などの機会の扉が開かれました。日本における「学びの共同体としての学校(school as learning community)」を掲げる学校改革の草創期の歩みから学んだ本書が、国や地域を越えて学校改革に取り組む人々の新しい連帯につながるならば望外の幸いです。