リベラルアーツ研究教育院 News
未来の人類研究センター活動レポート
2020年2月、東京工業大学科学技術創成研究院に、新たなリベラルアーツの研究拠点「未
来の人類研究センター」が生まれました。
そこで、スタートしたのが「利他プロジェクト」です。
このプロジェクトでは、科学技術のよりよい可能性を引き出すために、人間としての本質 的な問いを設定し、これからの変化や、その変化の中で守るべき価値、さらなる拡がりに ついて、「利他」をキーワードに探っていきます。
未来の人類研究センターと協調してリベラルアーツ研究を進めていくリベラルアーツ研究 教育院では、このサイトでその活動を積極的に紹介していきます。
今回は、いくつかの活動のうちふたつをご紹介します。
未来の人類研究センターは、リベラルアーツ研究を推進するため、科学技術創成研究院(IIR)の中に、2020年2月に設置された組織です。科学技術創成研究院は、ノーベル賞を受賞した大隅良典栄誉教授が率いる細胞制御工学研究センターなど、東工大が世界に誇るトップクラスの研究チームを集めた組織です。未来の人類研究センターは、こうした最先端の
理工系研究と常に共にある人文系の研究センターです。
創設メンバーは、リベラルアーツ研究教育院から伊藤亜紗准教授(芸術、センター長)、中島岳志教授(政治学、プロジェクトリーダー)、若松英輔教授(人間文化論)、磯﨑憲一郎教授(文学)、そして、國分功一郎特定准教授(哲学)。
学内クロスアポイントメント制度により、リベラルアーツ研究教育院の教員が、原則2年間、未来の人類研究センターに所属します。