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電気学会 部門活動功労賞 受賞

国際会議ICEMS2024への貢献

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2025.12.15

 このたび、千葉明教授が電気学会の産業応用部門の部門活動功労賞を受賞しました。
「ICEMS2024実行副委員長としての貢献」への表彰です。ICEMSはInternational Conference on Electric Machines and Systems の省略であり、モータなどと、そのシステムに関する国際会議です。2024年は日本開催で、電気学会の回転機技術委員会とモータドライブ技術委員会とが共同で開催を計画しました。
受賞式は2025年8月19日に徳島大学で開催された電気学会産業応用部門大会の初日に開催されました。

賞状

賞状

左:千葉明教授、右:実行委員長:山本修教授

左:千葉明教授、右:実行委員長:山本修教授

山本修 実行委員長

山本修 実行委員長

千葉明 副実行委員長

千葉明 副実行委員長

受賞について、千葉明教授は次のように述べています。

2020年4月に回転機技術委員会の委員長に就任しました。任期は3年で、任期中にICEMSが日本開催になる予定でした。ところが、是非、国際会議を開催したい国が出てきて、2024年に日本開催が延期されました。

委員長に就任した2020年4月は新型コロナウイルスが広がり始めた時期であり、国際会議どころか、国内会議もどうしたらいいのか、大学ではネット経由で講義をスタートした時期です。

 国際会議開催の一年半前からコロナが明けつつあり、いろいろ調整して、当方は実行副委員長となり、Institute of Electrical and Electronic Engineering (IEEE)のIndustry Applications Society (IAS)のテクニカルコスポンサーシップの申請を行いました。IASのプレジデントのAndy君は快く承諾してくれましたが、申請は入力項目が多くて大変でした。IEEE Japan Chapterと連携で費用を低減することができました。また、特に知見の高い方にお願いするキーノートスピーカの選出ではJR東海の北野氏に東海道リニア新幹線の講演を依頼しました。また、米国のWisconsin大学のBulent Sarlioglu教授に飛行機の電動化に関する講演を依頼しました。お二人の講演はいずれもすばらしいものでした。

 この国際会議の参加者はコロナ前に比較しても格段に参加者数が増えました。コロナが明けたこと、また、福岡での開催に海外の参加者が魅力を持ったからです。当方は多くの中国からの若者に一緒に写真に写って欲しいリクエストを頂きました。なぜと聞くと、当方が執筆した本Magnetic Bearings and Bearingless Drivesを読んで勉強したので是非とのことでした。この英語の本は十数年間の非接触磁気支持、ベアリングレスモータに関する研究をとりまとめたものです。そういうことならと写真撮影に参加しました。国際会議開催に貢献してよかったと思いました。

 写真は千葉明への賞状の写真と、二人で写っているのは、千葉明と、その後に回転機技術委員長に就任された職業能力開発総合大学校の山本修先生です。山本修先生が実行委員長を務められました。山本修先生のプレゼンで、今回格段に参加者が増えたプレゼンがあったのが印象的でした。論文委員長を務められた福岡工業大学の大山先生にも大変お世話になり、成功裡に国際会議を開催することができました。

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