電気電子系 News
折り畳み収納リフレクトアレーアンテナの展開における変形補償の研究
廣川・戸村研究室の武田 裕貴さん(電気電子系 M2・受賞当時 M1)が電子情報通信学会 アンテナ・伝播研究会 第3回学生と企業との交流イベントで優秀ポスター発表賞を受賞しました。
今回、電子情報通信学会 アンテナ・伝播研究会が主催する学生と企業の交流イベントにおいてポスター発表を行い,26名の中から6名が優れた発表であるとのことで、この賞を受賞しました。
本研究では小型衛星搭載用の大型アンテナの開発に取り組んでいます。衛星搭載用アンテナでは打ち上げ時の容積を抑えるため、地上収納したアンテナ面を軌道到達後に展開する方式が採られています。従来のものはアンテナ面にリジッドな基板を用いており,その重さと低い収納率により大型化が困難であるという課題がありました。私の研究ではフレキシブル基板で代替することでこれらの課題を改善し、軽量、高収納率なアンテナの開発を目指しています。また先行研究で明らかになっているフレキシブル基板を用いることで生じる利得低下を電気的に補償する手法についても検討しています。
受賞は大変嬉しく思います。この受賞を通して,自分の研究の注目度を再認識することができました。今後も研究活度に邁進し,電気電子の知識や,新しい技術を深く追求したいと思います。
私たちの生活を支える通信の理論や技術について深く学びたいと考えたためです。