波多野岩﨑研究室の北川涼太さん(電気電子系 D1)が31st ICDCMにてSilver Elsevier Young Scholar Awardを受賞

北川　涼太さん(エネルギーコース博士課程１年)

• この賞はどのような賞なのですか？
  

  ダイヤモンドに関する国際学会The International Conference on Diamond and Carbon Materialsが若手研究者に贈呈している賞です。
  合計6名という限られた人数に贈られる賞で、大変光栄に思います。

• この研究はどんな内容で、どのように世の中の役に立つことが期待できるのでしょうか？
  

  本研究は、応力に敏感な磁性材料である磁歪材料と、高感度磁場センサであるダイヤモンド中の窒素ー空孔中心(NVセンタ)を組み合わせたハイブリッド応力イメージングの実現を目的としています。将来的には、細胞レベルの重さを測れる、マイクロメートルスケールの体重計の実現を目指しています。

• 受賞の感想は？
  

  このような賞を頂き大変光栄です。波多野先生、荒井助教をはじめ、日頃支えて下さっている方々に感謝いたします。 今年度からチームに加入し実験を進めてくれたM1の永田君も、貴重なコントリビューションをしてくれました。

  今回の研究内容には、昨年夏から本格的に取り組み始めました。 テーマの立案段階から積極的に自分のアイデアを出していて、思い入れのある研究です。 賞を頂いたことで、少し花開いたかなと感じており、非常に嬉しく感じています。

  同時に、gold awardを取った研究とはまだまだ差があることも実感しました。 スタート地点に立った気持ちで、今後とも精進して参ります。

• 電気電子系に進んだきっかけは?
  

  学際的な研究を行いたかったことです。本テーマも磁歪材料の技術を持つ中川研究室と、NVセンタの磁場計測の技術を持つ波多野岩崎研究室の共同研究によって成り立っています。