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2021年度「東工大挑戦的研究賞」高村陽太助教、川那子高暢助教ら10名を表彰 うち3名には末松特別賞

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2021.08.05

東京工業大学は6月18日、第20回となる2021年度挑戦的研究賞の受賞者として高村陽太助教、川那子高暢助教(ともに電気電子コース 主担当)ら10名を発表しました。うち3名は、末松特別賞にも選ばれました。
授賞式は7月28日、オンラインのビデオ会議システムで行われました。

オンラインで行われた授賞式。中央上から益学長と末松特別賞の田原准教授、打田准教授、星野准教授

オンラインで行われた授賞式。中央上から益学長と末松特別賞の田原准教授、打田准教授、星野准教授

  1. (上段右:高村陽太助教、3段目右:川那子高暢助教)

挑戦的研究賞は、本学の若手教員の挑戦的研究の奨励を目的として、世界最先端の研究推進、未踏の分野の開拓、萌芽的研究の革新的展開または解決が困難とされている重要課題の追求等に果敢に挑戦している独創性豊かな新進気鋭の研究者を表彰します。受賞者には、支援研究費を贈ります。40歳未満の准教授、講師又は助教が対象です。これまで本賞を受賞した研究者からは、多くの文部科学大臣表彰受賞者が生まれています。

挑戦的研究賞受賞者のうち特別に優れている研究者には「学長特別賞」を贈っていましたが、2019年度から「末松特別賞」を贈っています。
今回は理学院物理学系の打田正輝准教授、生命理工学院生命理工学系の星野歩子准教授、科学技術創成研究院フロンティア材料研究所の田原正樹准教授の3名が選ばれました。
「末松特別賞」は、元学長の末松安晴栄誉教授による若手研究者支援への思いを継承し設けられた「末松基金」による顕彰です。「末松基金」は、末松栄誉教授が2014年、日本国際賞を受賞した際、賞金の一部を東工大に寄附し、東工大が若手の研究活動を奨励するため設立しました。多様な分野で、未開拓な科学・技術システムの発展を予知・研究し、隠れた未来を現実の社会に引き寄せる研究活動を奨励するため、若手研究者を中心に支援しています。

2021年度 東工大挑戦的研究賞 受賞者

受賞者名

所属
主担当系または担当研究所

職名

研究課題名
( * は末松特別賞受賞者)

打田正輝別窓

理学院別窓
物理学系別窓

准教授

* カイラルゼロモードに基づく新奇量子輸送の学理構築

藤井孝太郎別窓

理学院別窓
化学系別窓

助教

構造科学に基づく新規イオン伝導体の探索

志村祐康別窓

工学院別窓
機械系別窓

准教授

燃焼振動遷移特性に基づくプラズマ利用乱流燃焼器の開発

高村陽太別窓

工学院別窓
電気電子系別窓

助教

超伝導スピンバルブ・ジョセフソン接合の創成

倉科佑太別窓

物質理工学院別窓
材料系別窓

助教

薬剤徐放のための高感度音応答性マイクロデバイスの開発

石川大輔別窓

物質理工学院別窓
応用化学系別窓

助教

二次元界面を基軸とするナノ折り紙の開拓

星野歩子別窓

生命理工学院別窓
生命理工学系別窓

准教授

* 母由来エクソソームがもたらす胎仔脳発育機構の解析

川那子高暢別窓

科学技術創成研究院別窓
未来産業技術研究所別窓

助教

WSe2 FETを用いた電源電圧0.5V動作の高ゲインCMOSインバータ

田原正樹別窓

科学技術創成研究院別窓
フロンティア材料研究所別窓

准教授

* 形状記憶合金の応力誘起相変態に関する研究

野本貴大別窓

科学技術創成研究院別窓
化学生命科学研究所別窓

助教

アミノ酸トランスポーターを利用した革新的薬物送達技術の創成と生体内微小環境に影響する因子の解析

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