電気電子系 News

葛本・堀口研究室 ―研究室紹介 #42―

パワー半導体デバイスモデルの構築とパワエレ機器高機能化への応用

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2016.11.11

電気電子系では、最先端の研究施設と各分野で活躍中の教員の直接指導により、学生でも世界に誇れる研究成果を出し、自分自身で発表することができます。電気電子系には、大きく分けると「回路」「波動・光および通信」「デバイス」「材料・物性」「電力・エネルギー」の5つのグループがあります。各教員はいずれかのグループに所属しており、研究室単位での研究が行われています。

研究室紹介シリーズでは、ひとつの研究室にスポットを当てて研究テーマや研究成果を紹介。今回は、パワーデバイスのモデル化で高性能パワエレ機器の実現を目指す、葛本・堀口研究室です。

特定教授 葛本昌樹 特定准教授 堀口剛司

電力・エネルギーグループ
エネルギーコース・電気電子コース
研究室:大岡山キャンパス・EEI-210
特定教授 葛本昌樹別窓 特定准教授 堀口剛司別窓

研究分野 パワーエレクトロニクス、電子デバイス
キーワード パワーデバイス、デバイスモデル、Si・SiC、トランジスタ、ダイオード、シミュレーション

主な研究テーマ

  • パワーエレクトロニクスのキーデバイスであるパワー半導体の過渡応答を表現するデバイス モデルを構築
  • デバイスモデルを用いたスイッチング損失、EMIノイズなどパワエレ機器の解析評価手法を開発

最近の研究成果

次世代パワーエレクトロニクス技術

次世代パワーエレクトロニクス技術

高度な設計に不可欠なパワー半導体の動特性シミュレーション

パワー半導体技術の応用分野

パワーデバイスの物理モデルの構築

電気自動車、新エネルギー機器の電力変換回路を設計するためPSpice等の回路シミュレータ上で動作するデバイスモデルを開発

  • IGBT物理モデルを用いた静特性と短絡動作解析(定格:600 - V、 30 - A)

    IGBT物理モデルを用いた静特性と短絡動作解析

  • SiC-MOSFET準物理モデルを用いた応用解析事例

    SiC-MOSFET準物理モデルを用いた応用解析事例

    図(上)DC/DC コンバータ回路図 図(下)DC/DC コンバータのMOSFET損失解析結果

小杉、中村、葛本、赤木、堀口、木ノ内、宮崎「SiC-MOSFETモデルを用いた双方向DC/DCコンバータの損失解析」
電子デバイス/半導体電力変換合同研究会、EDD-15-092,SPC-15-174(2015)

教員からのメッセージ

葛本先生、堀口先生より
パワーエレクトロニクスの研究室である赤木・萩原研究室、藤田研究室と連携した研究室です。居室、実験室等を含め全ての活動を赤木・萩原研究室、藤田研究室と連携して進めています。環境エネルギー分野で注目されるパワーエレクトロニクスの発展を担ってきたのがパワー半導体デバイスです。パワーデバイスを高度に活用するためには、回路設計者が容易に使うことのできるデバイスモデル構築が重要です。IGBTからSiC-MOSFET対応へと研究を進めています。

電気電子系の全研究室を紹介したパンフレットは広報誌ページでご覧いただけます。

お問い合わせ先

特定教授 葛本昌樹
E-mail : kuzumoto@ee.titech.ac.jp
Tel : 03-5734-3796

特定准教授 堀口剛司
E-mail : horiguchi@ee.titech.ac.jp
Tel : 03-5734-3796

※この内容は2016年3月発行の電気電子系パンフレットPDFによります。最新の研究内容については各研究室にお問合せください。

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