電気電子系 News
環境電磁工学(EMC)/医療・ヘルスケア情報通信(MICT)/教育工学(Educational Technology)
電気電子系では、最先端の研究施設と各分野で活躍中の教員の直接指導により、学生でも世界に誇れる研究成果を出し、自分自身で発表することができます。電気電子系には、大きく分けると「回路」「波動・光および通信」「デバイス」「材料・物性」「電力・エネルギー」の5つのグループがあります。各教員はいずれかのグループに所属しており、研究室単位での研究が行われています。
研究室紹介シリーズでは、ひとつの研究室にスポットを当てて研究テーマや研究成果を紹介。今回は、電磁波工学の環境、医療、ヘルスケア分野への応用技術を研究する、青柳研究室です。
波動・光および通信グループ
電気電子コース
研究室:大岡山キャンパス・西9-824
准教授 青柳貴洋
研究分野 | 環境電磁工学(Electromagnetic Compatibility, EMC) ヘルスケア・医療情報通信工学(Healthcare and Medical Information Communication Technology, MICT) 教育工学(Educational Technology, ET) |
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キーワード | 電磁波工学、電波伝搬、情報通信工学 |
Webサイト | 青柳研究室 |
学問分野(電磁波工学、情報通信工学)の進化、発展をはかり医療、ヘルスケア、スポーツ、エンターテイメント、教育学習等の各分野における応用技術を研究するとともに、電磁環境の調和をはかっていきます。
ボディエリアネットワークは生体(主に人間の身体)の周辺での通信の最適化を目指して設計されたセンサーネットワークです。
より高信頼性、高性能なボディエリアネットワークを構築することにより人々の健康増進、生活習慣病の予防、医療への応用、さらにはスポーツやエンターテインメントでの活用を目指します。青柳研ではボディエリアネットワークの電波伝搬や通信プロトコル、センサー情報を活用したシステムについて研究を行っています。
情報通信技術が発達した現代では我々のまわりを多くの電磁波が行き交っています。安全・安心な社会生活をおくるにはこれらの電磁波と存在する全ての電子機器、生体が調和をはかることが重要です。
本研究室では主に電磁ノイズの吸収、遮蔽に関する研究を行っています。
各種の生体情報(心拍、体温、血圧など)や生体の動作の情報(加速度、角速度など)を取得して分析し、ヘルスケアやスポーツ学習へ応用するための研究を行っています。たとえばセンサーから取得した情報を活用し、動作分析を行うことで健康増進のための動作学習システムへの応用などが可能です。本研究室は基本的なセンサーの開発から無線ボディエリアネットワークを利用したデータ収集、さらに収集したデータの分析と効果的な利用を行うシステムの開発まで行っています。
電気電子系の全研究室を紹介したパンフレットは広報誌ページでご覧いただけます。
准教授 青柳貴洋
E-mail : aoyagi.t.aa@m.titech.ac.jp
Tel : 03-5734-2992
※この内容は2016年3月発行の電気電子系パンフレットによります。最新の研究内容については各研究室にお問合せください。