電気電子系 News
竹内研究室の渡辺泰一さん(電気電子系 D1)が2021年12月15日~18日にオンラインで開催された1st Energy and Informatics International Forumで Student Presentation Award "Silver Medal"を受賞しました。
今回、東京工業大学卓越教育院(ISE)の主催する国際学会において、6か国44名の参加者の中から、1名のGold Medalと7名のSilver Medalの発表が選出され、私はSilver Medalの7名の内のひとりに選ばれました。
本研究は、ダイヤフラム放電プラズマの特性を分析したものです。このプラズマを応用すると、従来の水処理では対処できない物質をも分解することができます。水処理への応用という最終目的に向けた現在の課題は,主にエネルギー効率の低さにあり、その課題の克服および改善を目指しています。本発表では特に,そのような課題克服を念頭に置き,プラズマ自体の形成過程や物理的特性で未解明な部分を明らかにすべく,特性調査を行った結果を報告しました。今後も引き続き,プラズマ形成現象やその特性の解明を続けたいと考えています。そして,得られた知見を踏まえてエネルギー効率の改善を実現し,新たな水処理手法の実用化に向けた研究を進めていきたいと考えています。
受賞は大変嬉しく思います。この受賞を通して,自分の研究の重要性と自分の研究を人に分かりやすく伝える能力がある程度評価されうるものであることを確認できました。その一方で,Gold Medalに届かなかったことから,研究成果のインパクトと自身のプレゼン能力の両面で,改善の余地があることも再認識できたので,引き続き日々の研究活動で精進していきたいと思いました。
現代社会が電気エネルギーに非常に大きく依存して成立していることに気づき,電気エネルギーを直接的に扱う技術や研究に携わりたい,と興味を持ったことがきっかけです。