生命理工学系 News
DLab Future Techscapersにおいて2本公開
東京工業大学 科学技術創成研究院 未来社会DESIGN研究センター(以下、DLab)では、これからの科学技術の発展などから予測可能な未来とは異なる「ありたい未来」を目指し、若者や企業、公的機関の方々なども含めた多様な人々と共に考える活動を行っています。
「DLab Future Techscapers(ディーラボ・フューチャー・テックスケーパーズ)」は、ありたい未来としてDLabが提案する「未来シナリオ」に基づいて研究を語る動画シリーズです。気鋭の東工大研究者2人が「どのような未来を目指しながら、どのような研究に取り組んでいるのか」を語ります。
多くの生物が集まり、海のゆりかごとして生態系をより豊かにするサンゴ礁ですが、水温や水質、赤土などの環境の変化によって生息数が今も減少し続けています。加藤准教授がDLab Challenge(ディーラボ・チャレンジ)※の支援を受けて行う本研究では、専門分野の異なる研究者たちがチームを組み、それぞれが培ってきた研究手法でお互いの分析結果を発展的に検証しています。サンゴを多面的にひも解きながら、新たなアイデアの創出を試み、将来的な環境保全につながる研究を目指しています。
※DLabの提示する未来社会像や未来シナリオの実現につながる研究、そのために新たに必要となる学術分野創出につながる研究への支援
天体のかけらである隕石は太陽系が誕生した当時の姿をとどめているため、それを分析することは、太陽系がどのようにできて進化してきたのかを知ることだと横山教授は語ります。「リュウグウ」などの隕石の分析を通じて、太陽系という一つの惑星系の成り立ちや宇宙における元素の歴史の解明につながる壮大な研究をご紹介します。