教育
1年目に身につけた理工系の基礎学力をもとに、生命理工学分野に不可欠な物理化学、 有機化学、生物化学、分子生物学からなる生命基盤科目群を学びます。 生命200番台基礎科目群及び生命300番台展開科目群は学生個人の希望する研究分野を考慮して科目選択することとし、生命倫理・関連法規を学ぶことで倫理観を涵養するとともに、生命理工学分野の基礎的専門力を修得します。実験と演習の履修を必修とし、生命現象の理解を深めるとともに、データ解析能力を身につけることで、理工系人材としての素養を涵養します。
また、 「研究プロジェクト」及び「学士特定課題研究」を学士課程の集大成と位置づけます。「研究プロジェクト」を通じて複数の教員から研究の考え方や方法を学び、「学士特定課題研究」では指導教員と共に研究課題を設定し、課題解決力の向上をめざします。海外研修やインターンシップを体験することにより、国際的に通用する教養力の基礎とコミュニケーション力を涵養します。
学士課程へ入学後1年目は、専門分野にかかわらず全学共通の必修科目を中心とした基礎教育を学びます。理工系人材として必要な共通する基礎教育である「導入・基礎科目」(100番台科目)により基礎的能力を涵養します。この「導入・基礎科目」(100番台科目)とは、今後修得を目指す専門分野にかかわらず、本学の学生として必要な知識とマインドを身につけることを目的に設置しています。
「導入・基礎科目」の学修により所定の要件を満たした学生は、学士課程2年目以降の学院・系における専門教育として、それぞれの系が用意する「基盤科目」(200番台科目)及び「展開科目」(300番台科目)の学士課程カリキュラムに沿って科目を履修します。
「展開科目」(300番台科目)の最終段階には、学士課程の総括として、従前の「学士論文研究」に相当する「学士特定課題研究」を設置し、研究を通じてこれまでに修得した能力を総合的に鍛えます。更に、「学士特定課題研究」を履修することにより芽生えた科学・技術に関する研究への動機づけを強化することを目的として「学士特定課題プロジェクト」を設置し、学生個々の興味・関心に応じて能動的に科学・技術に関連する活動を行う機会を提供します。
※ 学士課程を4年間で卒業する標準的なモデルを示しています。
学士課程から修士課程に進むには入学試験に、修士課程から博士後期課程に進むには進学の審査に合格する必要があります。