未来
「生命のより深い研究」を通じて医療の進歩に貢献したい
生体分子機能工学専攻 修士課程 1年/2014年度(田口 研究室)
「生命のより深い研究」を通じて医療の進歩に貢献したいと考え、東京工業大学の生命理工学研究科に入学しました。
現在私は、無秩序なタンパク質の塊である凝集体について研究しています。具体的には、大腸菌における凝集体のクリアランス機構の解明を目指しています。大腸菌において形成されたタンパク質凝集体は、細胞の両端(極)に局在化することが明らかになっています。しかし、凝集体の形成と局在化がどのように進行するのかについてはよくわかっておりません。そこで本研究では、顕微鏡下で生きた大腸菌を経時的に観察する系を構築し、凝集体の局在化の過程を1細胞レベルで時間的、空間的に明らかにすることを目的としています。非常にやりがいのあるテーマであり、先生方や先輩方とのディスカッションを重ねつつ、日々研究に励んでいます。また研究室生活は、研究はもちろん研究室のメンバーとBBQやスポーツなども行い、非常に充実しています。
また上記の研究テーマで発表をした2014年5月の第14回日本蛋白質科学会において、ポスター賞を受賞しました。まだまだ未熟者ではありますが、ポスター賞受賞を励みにこれからも精進し、充実した研究室生活をおくりたいと思います。
※記事の内容は取材当時のものです