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平成28年度第7回(通算第61回)蔵前ゼミ印象記

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2017.03.24

2016年11月4日、すずかけ台キャンパスB223講義室にて、平成28年度第7回蔵前ゼミ(通算第61回)が開催されました。

蔵前ゼミは同窓生による学生・教職員のための講演会です。

日本社会や経済をリードしている先輩が、これから社会に出る学部生・大学院生に熱いメッセージを送ります。

卒業後の進路は?実社会が期待する技術者像は?卒業後成功する技術者・研究者とは?など、就職活動とその後の人生の糧になります。

講師:天貝佐登史先生

東京工業大学 工学部 制御工学科 卒業(1977年)
東京工業大学 総合理工学研究科 システム科学専攻 修士課程修了(1979年)
現(株)モフィリア 社長

講師の天貝さん

講師の天貝さん

当日の印象記を、博物館の広瀬茂久特命教授が綴りました。その一部をご紹介します。

天貝さんの代名詞は“指パス”だ。“顔パス”との対比でうまく説明できないかと悩みながら、ボーっとテレビを見ていたらこんな場面に出会った。NHK「鶴瓶の家族に乾杯」といえばファンの方も多いだろう。その日は山梨県笛吹市が舞台で、レスリングの吉田沙保里がゲストの旅人だった。もちろんお目当ては石和温泉だが、せっかくだからと特産のぶどうの直売所を尋ねるのだが、季節外れで、人もぶどうも見つからない。ようやく出会ったぶどう農家のお婆さんたちは怪訝そうな顔をしているだけ。吉田沙保里を認識できないのだ。ぶっつけ本番ならではの展開を固唾を飲んで見守った。「鶴瓶の家族に乾杯の撮影で…、レスリングの吉田沙保里です」、「…何、あなた歌手?」と予想外の展開になるが、吉田さんは「案外知られていないんだ」と気を取り直し、軽妙なお喋りで番組を盛り上げていった。力と好感度を兼ね備えた吉田さんの魅力もあって最後まで観てしまった。あの場面をカットしなかったディレクターにも感心した。

さて、『強く、潔く』をモットーにする吉田さんには関係ないが、知名度が高い人が被る恩恵に“顔パス”があった。ITの普及とともにゲートが電子化され、その特権は行使しづらくなっている。識別は鍵・カード・生体認証というように高度化してきているが、盗難・紛失・偽造・なりすましなどの問題を抱えている。そこで登場するのが天貝さんの指パス(静脈認証)だ。指をかざすだけで、そこに張り巡らされた静脈網を瞬時に読み取認証してくれる。しかも生きた人でないとダメなので、悪党に指を切り取られる心配もない。

印象記のつづきは以下のPDFよりご覧ください。

実演中の会場風景(すずかけ台B223講義室)

実演中の会場風景(すずかけ台、B223講義室)
左中央の机上にあるのがロボットウオークマンRollyで、曲に
合わせて光り、かつ踊りながら音楽を奏でる。人工知能搭載の
ペットロボットAIBOの流れを汲む。

会場風景(すずかけ台B223講義室)

会場風景(すずかけ台、B223講義室)

ゼミ後半のパネルディスカッション

ゼミ後半のパネルディスカッション
「ビジネス人生で海外志向・企業志向は必要か?」

交流会での乾杯(すずかけホール3Fラウンジ)

交流会での乾杯(すずかけホール3Fラウンジ)
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