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千葉・清田研究室の熊代 明さん(電気電子系 D2 受賞当時:D1)が2021年電気学会産業応用部門大会でYSP(若手エンジニア向けの研究発表)において優秀論文発表賞を受賞

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2022.08.10

千葉・清田研究室の熊代 明さん(電気電子系 D2、受賞当時:D1)が2021年8月25日~27日にオンラインで開催された2021年電気学会産業応用部門大会のYSP(若手エンジニア向けの研究発表)部門においてYSP優秀論文発表賞を受賞しました。

左から千葉・清田研究室のSan Juan Juanchi Hectorさん(同学会で受賞)、熊代明さん(受賞者)

左から千葉・清田研究室のSan Juan Juanchi Hectorさん(同学会で受賞)、熊代明さん(受賞者)

 受賞概要

受賞者:
熊代 明(千葉・清田研究室 D2、受賞当時:D1)
学会名:
電気学会産業応用部門大会
賞:
YSP(若手エンジニア向けの研究発表)優秀論文発表賞
タイトル:
高速ロータが磁気浮上する磁気ギアードモータにおけるスロット構造と磁気支持力の調査
受賞日:
2021年10月22日

 受賞者インタビュー

  • この賞はどのような賞なのですか?

今回、2021年の電気学会産業応用部門大会という、電気電子工学の中でも産業への応用に特化した部門の学会にて、発表総数の約10%にあたる14件の表彰のうちの一つに選出され、YSP優秀発表賞として表彰されました。

  • この研究はどんな内容で、どのように世の中の役に立つことが期待できるのでしょうか?

この研究は、世界初の磁気ギアードモータとベアリングレスモータを組み合わせたモータを発明する研究です。磁気ギアードモータは、一般的な機械式の歯車を用いたギアードモータとは異なり、機械式歯車の代わりに磁気の力で動力を伝達する磁気ギアを使用したモータで、機械式歯車の摩擦が存在しない分、摩擦によって発生する熱や摩耗などの問題が解決されたモータです。本研究ではこの磁気ギアードモータの回転部分の一部に、磁気の力で回転部分を浮上させ、摩擦なく動力を伝達できる技術であるベアリングレスモータを組み合わせることにより、摩耗を更に減少させる研究です。磁気ギアードモータは複雑な構造をしており、製造が難しいという欠点がありますが、ベアリングレスモータを組み合わせることにより、位置制御が可能となることから、製造の難しさをカバーできる可能性があります。

  • 受賞の感想は?

学会等での受賞は初めてであったので、大変嬉しく思いました。今後も今回の受賞を励みにして、博士課程の研究を一層励みたいと思います。

  • 電気電子コースに進んだきっかけは?

子供の頃に工作をしていた際、電気のことが一切理解ができなかったので、かえって興味が湧いたためです。

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