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すばらしい研究者の紹介 #6 - 田口 大准教授 -

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2022.06.14

こんにちは、電電HPサポーターズです!
すばらしい研究者の紹介シリーズでは東工大電気電子系のすばらしい先生方を学生目線で気になることについて取材しています。
今回は准教授である田口大先生に取材させていただきました。

田口大先生、准教授

田口大 先生、准教授

Q1 東京工業大学 理工学研究科 電子物理工学専攻の博士課程を修了された、とのことですが博士後期課程に進学するにあたって、進学した理由や考えたこと、悩んだことなどはありますでしょうか。

田口:進学した理由は研究がしたかったからです。研究することしか考えていなかったので、ほかのことは、なにも考えていませんでした。 

Q2 博士後期課程では様々なことがあったと思いますが、苦労したことや特に思い出深いエピソードなどはありますでしょうか。

田口:苦労というか・・・東京に出て一人暮らしでしたので、インフルエンザにかかって動けないとき苦しかったです。あと、東京の夏は暑いですね!

Q3 田口先生の研究は、将来どのような応用が期待される、もしくは現在どのように応用されていますでしょうか。

田口:応用は考えていません!(と書かれると方々から怒られるかもしれません)
誘電体は東工大で、いろいろな面から科学的にも技術的にも培われてきました。
しかし、イメージとして、主にこれらの材料は「電流を遮断する」という絶縁体的な使われ方からの扱いが多いようです。
私たちの研究室では、本来誘電体のもつ分極に着目することで、発電源、つまり電流を遮断するのではなく、電流を作り出す材料として誘電体をとらえ、研究をしています。
ファラデーの法則を利用した発電機ではなく、ガウスの法則を利用した発電機が作られることになります。
全く新しい発電方式です。いろいろとエンジョイしているところです。

Q4 電気電子工学科に進学したきっかけや、有機半導体、誘電体を研究しようと考えたきっかけはありますか。

田口:コンデンサの研究がしたくて東工大の門をたたきました。幸いに入学を許され、よき師、よき友を得、いままで研究を続けてきました。

Q5 現在の夢や、目標としていることはありますか。

田口:研究のことしか考えていません。。。と、あまり本当のことを言うと、ますますおかしなイメージに、、、ご容赦ください。

Q6 電気電子系への進学を考えている学生や、特に有機半導体、誘電体を学ぼうとしている学生に伝えたいことやアドバイスはありますか。

田口:アドバイスということとは違うかもしれませんが、、、やりたいことを見つけ、やってみる、ということが面白ければ、面白い方へ取り組んでみる、、、ということでしょうか。。。
電気電子系に進学すれば、電気電子系のことに絞られる、ようなイメージはないです。
電気電子系で学べる関連のもの・ことを、自家薬籠中のものとすることで、その上にたって、いろいろなことがらを考えられるようになり、楽しんでもらえれば、、と思います。

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