「第16回高校生バイオコン2024」開催報告
東京工業大学※生命理工学院は、1月21日「第16回高校生バイオコン2024」を東京工業大学すずかけ台キャンパス大学会館にて開催いたしました。
「高校生バイオコン」は、全国から応募した高校生チームが小中学生向けバイオ系教材を開発し、その成果をコンテストとして競い合います。各高校には、本学の大学生がチューターとしてサポートに就き、今年度は全国から10校14チームの高校生が参加しました。
参加した高校(チーム名)と発表タイトル
- 麻布大学附属高等学校 (Eco Power) みんなが知らないバイオエタノール
- 麻布大学附属高等学校 (ペプシマン) 胃 ~はたらくペプシン~
- 神奈川県立厚木高等学校 (厚高め組) どうして目が悪くなるの??
- 神奈川県立厚木高等学校 (疎水的相州健児) 直毛・くせ毛なぜどうして
- 清真学園高等学校・中学校 (まーくん) ウイルスvs細胞
- 清真学園高等学校・中学校 (コロたん) えぼりゅーしょんれぼりゅーしょん 進化革命
- 東京学芸大学附属高等学校 (GAKUGEI N°5) においの仕組み~ハナがいいってどういうこと~
- 東京都立新宿高等学校 (こえデュケーション) 鳴き声の出るしくみ
- 神奈川県立相模原中等教育学校 (きのこのこのこ) きのこの生態
- 神奈川県立相模原中等教育学校 (カトリーライト) 蚊~六刀流の挑戦~
- 芝浦工業大学柏高等学校 (芝浦柏高校の愉快な仲間たち) 葉っぱの栄養、なぁぜなぁぜ?
- 栃木県立大田原女子高等学校 (脳研究クラブ) 脳みそまる見え立体パズル
- 東京都立西高等学校 (ピグメント) やさいの色ってなんの色?-意外と知らない色素の役割-
- 東京都立町田高等学校 (ベルサイユのパンジー) パジーナの花あそび
様々な着眼点から興味深いテーマの発表が行われました。
お試しタイム
発表後のお試しタイムでは小学生をはじめ多くのご来場の方々に試して頂きました。また、小学生だけでなく、参加した高校生同士や大学生とのディスカッションも見られ様々な意見が飛び交いました。どの作品も様々な工夫が凝らされ、丁寧な解説がされていました。
審査結果
各賞は、学内の教員3名と学外の審査員4名による総合的な評価によって決定しました。
今年度はより深い発表内容とお試しタイムでの教材体験に力を入れて頂くため、ポスター賞を廃し、コンテストに参加している生徒自身と教員、一般参加の方々の投票によって決まる「会場賞」へ統一を行いました。
今年度の審査結果は以下の通りです。
高校生バイオコン
【優勝】
- 東京都立新宿高等学校 (こえデュケーション) 鳴き声の出る仕組み
【準優勝】
- 神奈川県立相模原中等教育学校 (きのこのこのこ) キノコの生態
【第3位】
- 東京都立町田高等学校 (ベルサイユのパンジー) パンジーナの花あそび
【横浜市教育委員会賞】
- 清真学園高等学校・中学校 (まーくん) えぼりゅーしょんれぼりゅーしょん進化革命
【審査員特別賞】
- 神奈川県立厚木高等学校 (厚高め組) どうして目が悪くなるの??
【審査員特別賞】
- 清真学園高等学校・中学校 (コロたん) ウイルスVS細胞
【会場賞】
- 神奈川県立相模原中等教育学校 (きのこのこのこ) キノコの生態
東京都立新宿高等学校のチーム「こえデュケーション」が優勝しました。発声に関する体験型教材として教育性と実現性が特に高評価を得ました。今回は初出場・久しぶりの出場高校が多数あり、新しい表現、工夫を凝らした作品が見られ、今後の高校生バイオコンでも様々なテーマや視点の広がりに期待しています。
発表の様子(新宿高等学校 こえデュケーション)
お試しタイムの様子オリジナルの理科教材①
(相模原中等教育学校 きのこのこのこ)
お試しタイムの様子オリジナルの理科教材②(厚木高等学校 厚高め組)
※東京工業大学は、2024年10月に東京医科歯科大学と統合し、東京科学大学(Science Tokyo)となりました。