生命理工学系 News
東京工業大学生命理工学院は、1月22日「第14回高校生バイオコン&第15回東工大バイオものコン2022」をオンライン開催しました。
「高校生バイオコン」は、全国から応募した高校生チームが小中学生向けバイオ系教材を開発、その成果をコンテストとして競い合います。各高校には、本学の大学生がTAとしてサポートにつきます。「バイオものコン」は学士課程2年目・3年目の選択科目「先端バイオものつくり」を受講した学生が1人もしくはチームを組み、バイオに関する自由な発想の「ものつくり」に取り組んできた成果を発表します。
今回は、高校生は全国から8高校11チーム、大学生は4チームの全15チームが参加しました。
発表は質疑応答も含めた1チーム12分を持ち時間として、小中学生が自宅でもできる教材を意識した作品を多くのチームが作成していました。
各チームの作品を紹介したポスターを見ながら、ビデオ会議で個別に発表者と審査員や参加者が対話する時間を取りました。発表時間では聞くことができなかった質問を直接聞き、審査員や本学教員たちからのアドバイスやコメントがあり、参加者にとって有意義な時間になりました。
小学生を中心とした20名の一般参加者が、学生と対話しながら制作物を体験する「お試しタイム」は、オンライン開催ながら楽しい時間となりました。
各賞は、学内の教員2名と学外の審査員6名による総合的な評価によって決まります。また、コンテストに参加している学生自身と教員、一般参加の方々の投票によって決まる「会場賞」と「ポスター賞」も設けられました。
今年度の審査結果は以下の通りです。
今回は、神奈川県立相模原中等教育学校の「みぐらとりー」が、審査員が選ぶ優勝と、全参加者が選ぶ会場賞の2賞を受賞しました。渡り鳥を学ぶ教材として、アナログとデジタル両方の手法を取り入れた、質の高い教材として高評価を得ました。コンテスト終了後には、参加学生たちが審査員や本学教員、学生たちと自由な意見交換の場を持ちました。
昨年に引き続いてのオンライン開催となり、対面よりも説明が難しい中、出来上がった作品は新しい視点を取り入れ、今後が期待される教材ばかりでした。
このイベントは東工大基金によりサポートされています。