生命理工学系 News
2020年12月5日(土)に「東工大出張バイオコン2020」がオンラインにて開催されました。企画運営は、バイオに関する様々なイベントを企画する学生サークルBCS(Bio Creative Staff)によって行われました。
生命理工学院では、学士課程の1年生がチームを組み、バイオに関する小中学生向けのオリジナルな教材作りをする「バイオものつくり」という授業があります。その最終発表会である「東工大バイオコン」が11月21日に開催され、20チームの中から8チームが表彰されました。
今回のイベントである「東工大出張バイオコン2020」は、「東工大バイオコン」にて入賞した8チームが改めて一般の小学生に向けて、各自の制作物を披露し、体験してもらうイベントです。
参加チームと発表タイトルは以下の通りです。
班名 | 発表タイトル |
---|---|
3 | アリジゴクの罠が複雑って知ってた? |
5 | 【半永久】ガリガリ食べられる茹で卵 |
7 | バクテリアーズ・インク~細菌と一緒に蛍光インクをつくろう~ |
10 | つくろう!プラスチック!~生分解性プラスチックの性能と改善~ |
11 | SNSで生物を学ぼう! |
17 | うちで作ろう デンプンで作ろう プラスチックに大変身 |
18 | 微生物で作る花火(・・の材料!!) |
20 | ボルボックスで遊ぼう!!! |
例年は対面で実施される体験イベントですが、今年度はオンライン開催であったため、開催に不安もありましたが、約40名の小学生やご家族の皆様方にご参加いただきました。
参加者を年齢ごとに5名程度のチームに分け、約10分ごとにすべての班の発表を聞いてもらいました。大学生からは、クイズがあったり、実際に実験や生物を見せてくれたりと、工夫を凝らした発表となりました。質疑応答の時間には、小学生からの質問に大学生が頭を悩ますような場面もあり、楽しい時間となりました。最後には参加者による投票が行われ、出張バイオコン独自の表彰も行われました。受賞チームは2チームで「17班 うちで作ろう でんぷんで作ろう プラスチックに大変身」と「20班 ボルボックスで遊ぼう」でした。17班は実際にプラスチックを作る手順を見せたり、20班も飼育しているボルボックスの走行性を見せたりという発表が高評価だったようです。
参加した小学生たちは、講座が終わった後も発表した大学生たちに質問して、大学生による新しい発想の作品に興味津々の様子でした。本講座で「バイオ」という、近年注目される分野の幅の広さや奥深さ、身近な題材でも「科学する」ことができるということを子供たちに体験してもらえたと思います。