機械系 News
八木研究室 尻江知彦さん(修士課程1年)
10月8日から12日にかけてブラジル・レシフェ市でIEEE(アイ・トリプル・イー)中南米ロボットコンテストが開催され、本学から参加した大学院理工学研究科 機械制御システム専攻の高野凜さん(修士課程2年)、工学院 システム制御系のジャン・ジュンホさん(修士課程1年)、工学院 機械系の尻江知彦さん(修士課程1年)の3名の学生チームが、ヒューマノイド・ロボット・レーシング部門で優勝しました。
IEEE中南米ロボットコンテストは、米国に本部を置く電気電子学会であるIEEEが主催のロボットコンテストであり、ロボカップ等の様々な部門の競技会が同時に開催されます。今回東工大が優勝したヒューマノイド・ロボット・レーシング部門は、人型ロボットを用いて4メートルの長さのコースを渡りきるタイムを競うものでした。中南米諸国より多くのチームが大会に参加し、会場は大きな盛り上がりを見せました。
大会への参加に関しては、アジア中南米協力フォーラムにおいてアジアと中南米の間でのロボット・コンテスト開催が決まったことを踏まえ、外務省とIEEEの協力により日本からの参加チームの募集がありました。日本国籍を有し、ロボット関係を専攻とする高専生・大学生による1チーム3名までのチーム構成という参加条件のもと、東京工業大学、東京電機大学、仙台高等専門学校(広瀬キャンパス・名取キャンパス)の4チームが外務省からの推薦チームとして参加しました。
今回の大会は、前半3日間は大会参加者が自由に会場で各々のロボットの調整等を行える期間であり、後半2日間は予選とファイナルを行うという日程でした。そのため、競技会への準備を進めつつも、他国の学生とお互いの技術に関する情報を共有したりする等して交流を深めることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。
国際的な大会で優勝できたことを光栄に思います。また、大会への参加を通じ、他国の学生と技術的な交流をすることで自分たちの見識を深める良い機会となりました。今回得られた経験や知識を今後に役立てていきたいと思います。