未来

新たなユーザーエクスペリエンスを目指して食事支援ロボットの開発に取り組む

工学院 機械系 エンジニアリングデザインコース
修士課程1年(2018年度)

岡 朋宏 さん

岡 朋宏さん

研究テーマを教えてください。
日本での普及を目標としたグリッパを備えた食事支援ロボットの開発です。
研究内容を教えてください。
使用者が快適に日本食を食べることができるようなロボットの開発を行っています。従来の食事支援ロボットではスプーンを備えたものが主流ですが、スプーンの機能的な制限により、ユーザーが食べることができる食べ物の幅を狭めてしまいました。そこで、私の研究では、据え置き型のロボットアームにグリッパを備えた新たな食事支援ロボットの開発を行い、新しいユーザーエクスペリエンスのデザインを行っています。
その研究の楽しさ・魅力を教えてください。
今までになかったコンセプトのロボットを一から作り上げていくことができることが一番の魅力だと思います。私の研究は、主にロボットのハードの設計に関するもので、自分が深く研究した機構が実際にロボットに取り入れられて、発展していくことに大きなやりがいを感じます。また、開発において国内外の様々なバックグランドを持つ方々と協力して進めており、自分の専攻とは異なる視点から刺激をもらえることは素晴らしい経験です。
その研究の先にある未来・あなたが抱く夢を教えてください。
将来、「人を笑顔にすることができる」エンジニアになりたいと思っています。ものつくりを通じて、人の生活を豊かにしていきたいです。それを実現するには、優れた機能を持つ新しいロボットを作り出すとともに、ロボットを実際に使用する人が心地よく使用でき、いいユーザー体験ができるように設計を行うことが必要です。現在はその基礎となる研究として食事支援ロボットの研究を行っており、卒業後はその適用範囲を広げて、社会にとって有効なロボットを生み出していきたいです。

※記事の内容は取材当時のものです

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