より広く、より深く。
世界で活躍する研究者への歩みを支えるカリキュラム。
機械コースでは、専門知識や技術を学ぶために、関連する科目を科目群としてまとめて、達成度や習熟度に併せて体系的に学べるように構成しています。
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入学試験
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- 学士課程から修士課程に進むには入学試験に合格する必要があります。
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修士課程
( 2年 )※1
- 科目コード:400番台~500番台
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学士課程で習得した機械工学と周辺分野の基礎知識を基盤として、材料力学、熱・流体力学、機械力学、制御・ロボット・メカトロニクス、精密工学、加工・生産・材料及び宇宙工学など機械工学及び周辺の各分野における高度な知識を選択して学修します。また、学士課程の研究関連科目を通じて習得した課題解決方法を踏まえ、講究科目と修士論文研究を通じて自主的に研究を遂行させることにより、専門性を有する機械工学の科学技術者としての実力を養成します。
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- 材料力学科目群
- 学士課程における材料力学、弾塑性力学、材料強度学の基礎知識を基盤として、材料の変形・破壊に係わる各分野の高度な知識を習得します。特に、構造健全性評価に必要な破壊力学、複合材料や高温材料の強度設計、衝突により発生する変形・振動と破壊、さらには製造物の安全性とユーザの安心との関わりを学修します。
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- 熱工学科目群
- 学士課程における学修内容をベースとして、研究レベルでも役立つ専門知識と、その応用事例を習得します。具体的には、非平衡系における熱力学や固体材料の物性に関する知識を深め、熱流動現象のモデル化手法や計測手法を学ぶことで、移動現象の本質を理解するとともに、その応用力を学修します。
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- 流体力学科目群
- 専門的応用力を養成するために、可視化・計測手法や数値計算手法に関する講義、あるいは航空機の翼や推進に関する理論、プラズマ物理及び希薄気体力学について学修します。さらに、機械系エネルギーコース開講科目を相補的に習得することで、流体力学関連分野に対するより深い理解と思考力及び応用力を学修します。
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- 機械力学科目群
- 学部で身につけた振動に関する知識をもとに、複雑な振動現象を基礎から応用まで広く、かつ高度に学習できるように、多様な振動現象を対象とした、より専門的な内容を学修します。
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- ロボティクス、メカトロニクス科目群
- 学士課程で習得した知識を発展させ、ロボットの設計・制御のための、より複雑で実際的なシステムを対象とした手法について習得します。特に、ロボットの非線形性、システムの大規模化を念頭におき、物理学・数学を基礎とした設計法・制御法を学修します。
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- 生体工学科目群
- 人間と親和性の高い機械システムや新しい概念の製品開発のためには、生体に関わる考察が重要です。その要求に応えるために多彩な生体関連科目を用意しています。生体の構造と特性、感覚器官や脳の機能、機械と生体の解析と統合に至るまでの幅広い知識と考え方を学修します。
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- 精密工学科目群
- ナノメートルやサブナノメートル級の精度を有する機械計測、運動制御を実現する超精密機械システムの基礎を学び、本分野の最新の成果を習得します。また、半導体プロセスをベースとしたMEMS/NEMS、機械加工をベースとしたマイクロマシンなど微小機械システムの設計、製作技術やその応用を学修します。
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- 機械材料、加工・生産工学科目群
- 本科目群では、工業的に利用されている様々な加工法を、その加工原理に基づき三つのカテゴリー(機械加工、塑性加工、接合加工)に分けて学修します。それに加え、最先端加工技術の中核をなす高精度加工技術、さらに生産性や品質の向上に世界的に利用されているタグチメソッドについても学修します。
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- 宇宙工学科目群
- 宇宙システム工学の基礎から応用までを、幅広く理解し、かつ柔軟に活用する能力を学修するため、高度な宇宙機のシステム設計手法と実践、宇宙環境における柔軟システムやロボットなどの多体システムの取り扱い、宇宙開発に関わる様々な専門的課題などについて学修します。
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- キャンパス外実習科目群
- 大学内の授業科目で修得した機械工学の知識と技術を大学外で実践的に活用して、課題の発見と解決の能力を磨くとともに、自身の将来像を描く力を身につけます。「オフキャンパスプロジェクト」は主に国内でのインターンシップなど、「海外研究プロジェクト」は海外の大学・研究機関での研究活動を対象とします。
※1修士課程を2年間で修了する標準的なモデルを示しています。
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修了
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- 進学審査
- 修士課程から博士後期課程に進むには進学の審査に合格する必要があります。
他大学・社会人
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- 入学試験
- 他大学から博士後期課程に進むには入学試験に合格する必要があります。
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博士後期課程
( 3年 )※2
- 科目コード:600番台
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修士課程までに習得した機械工学と周辺分野の知識と応用力ならびに課題解決方法を踏まえて、講究科目と博士論文研究を中心としながら、機械工学と周辺分野における最新の専門的な研究・技術開発の事例を修得したり、国内外の研究機関や企業などにおける研究・技術開発に直接的に関与したりすることによって、機械工学と周辺分野における自立した専門家として研究や技術開発を先導的に推進する能力を養成します。
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- 機械工学特別講義科目群
- 博士後期課程では、自分自身の専門分野のみならず、広く機械工学一般と周辺分野に関する知識の学修が求められます。本講義群では、先導的な研究者・開発者として国内外の最新の研究成果や先進技術に関する知識の幅を広げる機会を提供します。
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- キャンパス外実習科目群
- 大学内の授業科目で修得した機械工学の知識と技術を大学外で実践的に活用して、課題の発見と解決の能力を磨くとともに、自身の将来像を描く力を身につけます。「オフキャンパスプロジェクト」は主に国内でのインターンシップなど、「海外研究プロジェクト」は海外の大学・研究機関での研究活動を対象とします。
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- 機械工学社会人特別実験および演習科目群
- 社会人博士プログラムの学生を対象として、所属企業における活動(演習、実験・実習)の内容を博士課程における学修成果として評価します。
※2博士後期課程を3年間で修了する標準的なモデルを示しています。
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修了
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