リベラルアーツ研究教育院 News

自らの問いを起点として探究し発信する

~「教養卒論」優秀賞受賞者による発表会を開催~

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2025.09.26

案内

2024年度「教養卒論」(2024年度第3・第4クォーター開講)の優秀賞受賞者による発表会が2025年6月23日に開催(対面とオンラインとハイブリッド方式)されました。優秀賞は、教養卒論の履修クラス(41クラス、各クラス60名程度)の中から、特に優れた論文を執筆した学生1~2名に対して授与されるものです。受賞者のうち17名が発表会に参加しました。

■教養卒論とは

学士課程3年次の後学期に履修する必修2単位の文系教養科目で、Science Tokyoの理工学系の学生全員が受講します。学生はその授業の中で、入学後3年間、あるいは編入後1~2年間のリベラルアーツ教育の集大成として、5,000字から10,000字の論文執筆に取り組みます。
学士課程教養教育の集大成―「教養卒論」


自分の「興味」「関心」にもとづいて理工学の枠を超えた幅広い分野を探究する


質疑応答

理工学系学生が学士課程3年次に履修する必修科目「教養卒論」で、受講生は学士課程での学びと経験を振り返り、自ら設定した課題・テーマについて問いを立て、5,000~10,000 字の文章で論文にまとめます。その過程で、仮説を設定し情報収集を行い、それらを分析して最終的な結論を導き出します。


質疑応答風景1

自ら決めたテーマについて論文を執筆することで、問題発見力や論理的に考える力が養われるのとともに、探究を通じて物事を多角的に考察する過程で、既存の枠組みにとらわれない新しいアイデアや解決策を生み出す力が鍛えられます。原稿を書き進めながらクラスメートにも原稿を読んでもらい、言いたいことが伝わる表現になっているか確認したり、探究の視点を広げたりする中で、伝える力や対話する力も高めていきます。


質疑応答風景2

発表会で学生たちは自身が執筆した論文について、テーマ設定の理由や調査方法、考察や分析のプロセス、その結論などを、約5分間のプレゼンテーションにまとめて紹介。その後、質疑応答にも応じながら、論文に関する追加情報や執筆秘話などを披露しました。


大学役員

大竹尚登理事長(左上)、若林則幸理事・副学長(左下)、関口秀俊執行役副学長(右上)

今回の発表会は、2024年10月のScience Tokyo設立後、初の開催となりました。学生たちの発表を初めて聞いた大竹尚登理事長、若林則幸理事・副学長および、関口秀俊執行役副学長からは、個々の学生が独自の視点を持って設定したテーマを探究した内容と、執筆した論文を熱意を持って語る姿について非常に驚嘆したという感想とともに、ここでの取り組みが自身の専門を極めるときに非常に役立つという講評がありました。

表彰者集合

受賞論文を読むには

優秀賞受賞者の論文を収録した優秀論文集は、リベラルアーツ図書室(西9号館1階)で閲覧いただくことが可能です。(執筆者が掲載許可した論文のみ収録)

リベラルアーツ図書室 (大岡山キャンパス 西9号館E棟1階114号室)

開室日:月~金曜日 10時30分~17時 祝日・年末年始は閉室
*長期休暇中は13時15分~14時15分閉室します。
詳細は図書室ウェブサイトをご確認ください。

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