リベラルアーツ研究教育院 News

Taki Plaza Gardener による「リベラルアーツでこれからの一手を考えよう」をYouTube公開

-ILAオンライン講座第4回-

  • RSS

2022.03.11

オンラインで行われた東京工業大学の学園祭「工大祭2021」において、10月31日、Taki Plaza Gardener(東工大学生による委員会)の企画・運営で「リベラルアーツでこれからの一手を考えよう」が開催されました。Hisao & Hiroko TAKI PLAZA(以下Taki Plaza)地下2階からライブ配信された内容を、この度ILAオンライン講座としてYouTubeで一般公開いたします。


開催の様子(左から、小林さん、中野教授、治部准教授、柳瀬教授)

開催の様子(左から、小林さん、中野教授、治部准教授、柳瀬教授)

この催しは、リベラルアーツ研究教育院の中野民夫教授、柳瀬博一教授、治部れんげ准教授、Taki Plaza Gardenerメンバー、オンライン参加者によるQ&A形式で行われました。

第1部では、新しいコミュニケーションのあり方、認知の歪み、科学を学ぶ人たちに望みたいこと、
第2部では、SNS社会の中でどのように深い人間関係を作るか、「価値観」をどうやって更新していくか、
第3部では、SNSでの話題の拡散と炎上、既存のマスメディアの責任、差別や政治をどう語り合うか、といったことが、ストレートに語り合われました。

Taki PlazaからのTaki Plaza Gardenerによるライブ配信は初めての試みでしたが、司会・進行やグラフィックレコード(発言を即座に反映させた映像)も含め大変円滑に運営され、登壇者からは称賛の言葉が上がりました。


動画内容

  • イントロダクション
  • 第1部「コロナ禍がもたらしたもの」 (00:10:00〜)
  • 第2部「SNS社会の中で」      (00:35:00〜)
  • 第3部「これからの一手を考えよう」 (01:07:30〜)
  • エンディング            (01:54:10〜)

Taki Plaza Gardenerとは


Taki Plaza Gardenerは、Taki Plazaを活用して、留学生・日本人学生を問わず様々な学生間での交流を促進し、よりよいコミュニティを形成することを目的に、Taki Plazaの竣工前から運営に関わっている学生委員会です。大学からの支援を受けながら、その仕組みづくりや、催しの企画・開催、情報発信などを継続的に行なっています。現在のメンバーは70名以上。マネジメント班、広報班、イベント班、コミュニティ班、制作班の5つのグループが活動しています。


Taki Plaza Gardenerからのメッセージ

今回の企画・運営に当たった、松尾祥汰さんと小林円さんにお話を聞きました。


松尾 祥汰 さん (イベント班リーダー、工学院情報通信系学部2年次)
Taki Plazaは「壁」の少ない建物で、いい意味でまだ定まったものがなく、自由度の高い空間です。私たち学生側がどのような意味や目的を持たせるかによって、より大きな可能性を引き出せると感じ、とても面白く思っています。今回は未来を創造していくための催しとして企画してみましたが、自分たちの将来をデザインするためには理系の力だけでなく、社会とうまく関わっていくための知識が必要だと考えています。未来をデザインするという点で、Taki Plazaとリベラルアーツは共通点が多く感じられ、リベラルアーツ研究教育院と連動しての企画をまた考えたいと思っています。
Taki Plazaからの自らの手でのライブ配信は初挑戦で難しい点もありましたが、うまく実施でき、今後の企画へのつながりも期待できそうです。

小林 円 さん (司会担当、工学院1年次)
コロナ禍で、SNSに頼りがちな生活が続き、社会への不安や不満を感じることが多くあります。もっと総合的な知識・知見を身につけた上で問題点について考えてみたいと思ったことが企画の出発点でした。4ヶ月ほどTPGの仲間や登壇者と話し合いを重ねましたが、準備段階でも学ぶことが沢山ありました。自分が思うことを単に自由に表現するだけでなく、発言に責任を持つことの重要性を意識するようになったのは大きな変化でした。また、リベラルアーツをもっと知りたいという学生に、この企画を通して声をかけたいとも思いました。
企画・運営のコアとなった4名のメンバーの活躍は素晴らしく、感謝しています。今後、対面で顔の見える状態での会も開催したいと思いますし、このような会に積極的に関わっていきたいと考えています。


参加者からの質問はZoom画像に次々と表示されました。

参加者からの質問はZoom画像に次々と表示されました。



※ 2023年3月8日 本文の一部を修正しました。

  • RSS