リベラルアーツ研究教育院 News
東京工業大学リベラルアーツ研究教育院の「にほんご相談室」は留学生の日本語学習を支援しています。ひな祭りの3月3日、国際交流イベントの「ヒナマツリ・パーティー!」を開き、留学生と日本人学生、教職員計24名が参加しました。ひな祭りをテーマとしたゲームやグループワークを行い、楽しい雰囲気の中で交流会が進められました。
イベントを開いた大岡山キャンパス西1号館の留学生ラウンジに集まった参加者と、自宅からオンラインで参加した学生たちを同時中継でつなぐハイブリッド形式で行いました。留学生ラウンジに飾られた7段飾りの立派なひな人形を紹介し、オンライン参加の学生たちとひな人形に関するクイズを行いました。日本語担当教員のひな人形を使った楽しい演出に、参加者は笑顔で応えていました。
留学生と日本人学生が一緒に5〜6名のグループを作り、ゲームやコラージュ作成を協力して行いました。ゲームでは、オンライン上の共同作業ボード、Jamboard(ジャムボード)を使用して、ひな人形を雛段にマウスでドラッグして飾りました。正確に並べようとするグループもあれば、自由な発想で並べたり、ちょっとふざけた配置を楽しむグループもあり、それぞれの個性が見られました。
コラージュ作品では、「春・新学期・これからやってみたいこと」をテーマに写真や画像を持ち寄り、グループで作品を作り、タイトルをつけて、紹介しました。桜や花など、春を象徴する要素が多い作品や、「もっと賢くなりたい!」「登山がしたい!」と希望を込める作品などが集まり、発表会が楽しく開催されました。
閉会後に実施されたアンケートでは、「本当に楽しかった。ありがとうございます」「短い時間の中でたくさんのことができてよかった」「アシスタントの学生さんに促されてよかった」「写真の共有を通して、会話が広がり楽しかった」などの感想が寄せられました。
にほんご相談室では、勉強や研究に忙しい大学生活を束の間忘れ、楽しくリラックスできる居場所づくりを支援しています。新年度も日本文化紹介や異文化交流のゲームなど、国際交流イベントを開催する予定です。留学生も日本人学生も奮ってご参加ください。
(リベラルアーツ研究教育院 小松翠講師)
以前からにほんご相談室に参加している学生さんや初めて参加する学生さん、日本人学生の方も参加し、和やかな雰囲気の会となりました。今後もオンライン、対面双方の参加者が楽しめるイベントを企画していきたいと思います。
(リベラルアーツ研究教育院 榎原実香講師)