生命理工学系 News
東工大は、7月14日にそごう横浜店にて開催された「かながわ発・中高生のためのサイエンスフェア」に参加し、生命理工学院の所属学生を中心とした学生サークル「Bio Creative Staff(バイオ・クリエイティブ・スタッフ)」(以下、BCS)の協力のもと、「実演・体験ブース」、「大学紹介コーナー」を設置しました。
かながわ発・中高生のためのサイエンスフェアは、神奈川県内の中学・高校生の理工系分野への理解・関心を高め、進学を促進することにより、神奈川県における科学技術と産業活力の向上に向けた人材のすそ野を拡大することを目指し、理工系の魅力を神奈川県内の中学・高校生等に発信するイベントとして毎年開催されています。今回は、神奈川県内の16大学及び3企業が出展し、計2,178名が来場しました。
「光と生物の不思議を体験しよう」と銘打ち、工作を通じて、自然の中で生き物がどうやって光を使っているかを体験してもらいました。参加者はまず、身近に見ることができるコガネムシが円偏光を利用していることなどから「偏光とは何か」を理解した上で、その仕組みを利用した偏光板万華鏡を製作しました。小さく切ったクリアファイルにセロハンテープを貼りつけ、それを偏光板をつけた2個の紙コップの間に挟み込むという簡単なつくりですが、セロハンテープの重なり方によってさまざまな色彩の作品が出来上がります。幅広い年代の来場者に工作を楽しんでもらい、また、万華鏡がきれいに見えると喜んでもらうことができました。完成した万華鏡はプレゼントとして来場者の良い記念品になりました。
本ブースでは、20分間の実演・体験と、10分の準備・入替えの繰り返しで計15回実施し、合計150名以上の方に参加してもらうことができました。
開催時間内であれば自由に立ち寄って直に現役学生から話が聞けるという形式で行い、合計20名ほどと話をしました。同コーナー内で現役学生が応対している大学は珍しく、その特徴を活かして、高校受験からAO入試、または進路といったさまざまな内容について、東工大生自身の体験談を交えながら応対しました。特に、受験期に大変だったこと、何を勉強したかに関心が集まっていました。実演・体験ブースで本学に興味を持ち本学の大学紹介コーナーに寄ってくれる方も多い中で、1時間近くにわたって熱心に質問する本学志望の受験生もいました。
当日は、実演・体験ブース、大学紹介コーナーとも盛況で、本イベントを通じて、理工系の魅力を若い人達に伝え、興味を持ってもらい、科学技術の発展に向けた実りの多いイベントとなりました。