機械系 News
発表タイトル:「液体金属クラウン」を作ろう!
近藤正聡研究室の大学院生と学生らが第20回「流れの夢コンテスト」(2022年8月7日(日)於:早稲田大学)において日本機械学会関東支部賞を受賞しました。
第20回「流れの夢コンテスト」(企画: 一般社団法人日本機械学会 流体工学部門・関東支部・機械の日実行委員会)が、2022年8月7日(日曜日)に早稲田大学にて開催されました。
「流れの夢コンテスト」は流体工学の新しい展開を図るため、技術者・研究者を目指す学生を対象として2001年より実施されています。第20回コンテストのテーマは、『安全・平和・安心な社会を実現する流れを語ろう』で、東京工業大学近藤正聡研究室の大学院生と学生らで結成されたチーム: Liquid Metal Crownsを含めて、合計7チームが様々な大学から参加しました。チーム: Liquid Metal Crownsは、世界7極(欧州、米国、ロシア、中国、インド、日本、韓国)が協力しながら開発している核融合実験炉ITERが世界平和の象徴であることから、そのITERでも冷媒や液体状の燃料増殖材として使用される予定である液体金属流体を用いて、人類の発展や繁栄を表す王冠(クラウン)を形成させる液体金属クラウン現象の撮影に挑戦しました。色水などを使用した実験からスタートし、試行錯誤を経て液体金属ガリウム(Ga: 融点は約30℃)を使用した液体金属クラウンのハイスピードカメラを用いた撮影に見事成功しました。こうした成果をプレゼンテーションや動画、ポスター展示として纏め、コンテストで発表した結果、その内容が高く評価され日本機械学会関東支部賞を受賞することができました。
※8月19日 15:45 液体金属ガリウム(Ga)によるミルククラウン現象の動画を追加しました。