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青木尊之教授・大橋遼河さん(機械コース 修士課程2年)らが「フォークボールの落ちる謎」をスパコンで解明

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2021.03.26

負のマグヌス効果が発生しているときのスナップショット

負のマグヌス効果が発生しているときのスナップショット

東京工業大学 学術国際情報センターの青木尊之教授を研究代表者とする東工大・九州大・慶應大の共同研究チームは、令和2年度に採択されたHPCIシステム利用研究課題「回転するハイスピード野球ボールの空力解析」を同センターのスパコンTSUBAME3.0にて、野球ボールを縫い目の回転まで詳細に計算する数値流体シミュレーションを実施した。その結果、ツーシーム回転のボールでは、縫い目のある範囲の角度において「負のマグヌス効果」が発生し、低速回転のツーシームであるフォークボールを落下させる大きな要因となることを初めて見出した。時速151 kmの球速と1,100 rpm(1分間の回転数)のツーシームとフォーシームを比較し、同じ球速と回転数にもかかわらず縫い目の違いだけで打者の手元での落差が19 cmも違うことが明らかになった。

本研究成果は2020年11月に開催された「日本機械学会シンポジウム:スポーツ工学・ヒューマンダイナミクス2020」にて発表された内容を基に、その後得られた有力なデータを加えて発表するものである。

詳細は、下記東工大ニュースをご覧ください。

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