青木尊之教授が2019年度HPCI優秀成果賞を受賞
HPCI成果報告会プログラム委員会長(左)、青木尊之教授(右)
青木尊之教授がHPCI(革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ) 2018年度実施の128研究課題の中から優秀成果賞を受賞しました。受賞理由は以下の通りです。
- 受賞理由
- 課題ID:hp180146
- 課題名:自転車競技における走行中の最適位置取りのための空力解析
- 課題代表者によって継続的に開発され応用されてきた格子ボルツマン法に基づく流体計算コードを用い、自転車競技における集団走行(最大72人)中の空力解析を行い、各競技者が受ける空気効力を明らかにした。
従来単体走行に限られていたいわゆる Large eddy simulation (LES) を適合細分化格子の適用によって効率的に実施し、自転車競技の戦略策定に資するようなシミュレーションが実用的な計算資源で可能であることを実証したことは評価に値する。
本手法は LES 計算であることから非定常現象への適用も可能であること、また、鳥の群れの飛行などへの応用も期待できるなど、将来的に展開可能な幅の広さも合わせて評価したい。
受賞者8名の集合写真(右から3番目)
※2022年10月19日 9:00 タイトルを修正しました。