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大江優作さん(伊能研・修士課程2年)が電気学会優秀論文発表A賞を受賞

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2018.03.28

大江優作さん(伊能研・修士課程2年)が平成29年電気学会 電子・情報・システム部門大会(2017/9/7、高松市)において電気学会優秀論文発表A賞を受賞しました。
論文タイトルは、「3軸ジャイロセンサ主軸方向と感度の検定手法の確立」です。学会発表での受賞は今回で2度目となります。

装置を調整する大江優作さん(伊能研/修士課程2年)

装置を調整する大江優作さん(伊能研/修士課程2年)

一般に3軸ジャイロセンサは、3つのセンサの各軸は互いに直角であり、感度は全て同じと言う前提で利用されます。しかし、実際には製作工程での誤差があるため厳密にこの前提が正しい保証はありません。そこで、本研究では2つの回転軸を持つ検定装置でジャイロの実際の方向を検定しました。本装置では一度の操作で3軸それぞれのセンサの実方向を含む平面を同定できます。この操作をセンサの姿勢を変更してもう一度行うことで各センサについて実方向を含んだ平面を2枚得ることができます。これらの平面同士の交線がセンサ実軸方向です。

センサの実方向が同定できれば、各センサの出力振幅から個別の感度も同定できます。既に同様の方法で3軸加速度センサの検定も実現しているため、本手法によって6軸センサの実方向と個別感度が同定できるようになりました。

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