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西迫貴志准教授と、渡部弘達助教がそれぞれ平成29年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「若手科学者賞」を受賞しました。
「若手科学者賞」は、萌芽的な研究、独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者を対象としています。
本研究は、T字や十字状のマイクロ流路を用いたサイズの極めて均一な液滴(エマルション)の生成法とその応用に関するものです。こうした研究成果は新しい研究分野の開拓と発展の基礎となった一方、産業界においては次世代DNA分析、単一細胞解析、微粒子生産等、国内外の企業を介した成果の実用化が幅広く進められています。
本研究は、「低炭素社会に向けた炭素系エネルギー変換のフロンティア開拓」をコンセプトとした、熱化学反応系(CO2回収型燃焼)と、効率の高い電気化学反応系(燃料電池)の研究からなり、これまでに、O2/CO2雰囲気で反応が進行するCO2回収型燃焼の特異性を活用したクリーン燃焼の実現や、固体であるチャー(炭化物)から、直接、電気エネルギーを取り出すことのできるダイレクトカーボン燃料電池の開発が進められています。